10話 下校時の出会い ページ14
おそ松side
下校時、俺達は赤塚神社までの道を歩いていた。
というのも、狐優紀が早退してしまって担任が渡し忘れたプリント類を届けるためだ。
てか、あいつの家どこだ?
割と親しくなった仲ではあるが流石に家はわからない。
仕方ないかと家に帰ろうとした時、一松が猫に餌をやりに行きたいと言った。
ちょうどここの近くだったらしい。
十四松の件もあるし、トド松と二人で路地裏に入らせる。
その後、帰りが遅いので覗いてみた俺達は血まみれで倒れているトド松を発見した。
一松の姿は…ない。
お「トド松!?」
カ「どうしたトド松!!」
返事が無い。
気絶してるだけみたいだけど、この出血量はまずくないか?
まずいとは思うものの、止血しようにもどうしてよいやら分からなくなり、兄三人であたふたしていた時だった。
?「天藍!!」
天藍(?)「わかりましたよ〜」
一匹の猫がよってきた……てかこいつ尻尾二つある。
しかも人の言葉喋った。
兄松「「「うわあああ!?」」」
天藍「んにゃっ!?見えてる!?“狐優紀”様!!この人達見えてます!!」
?「えっ……」
猫又の後ろから現れたのは和服に身を包み、白銀の尾と、長い髪を持つ少女。
顔がこころなしか狐優紀に似ていた。
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年7月9日 0時