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41話 ページ42

一松side
何なのこのボス胸糞悪い。
勝手に兄さん呼び出しといて、依頼受けなかったから殺すとか…理不尽じゃない?

僕達の場合は単に結貴野とか、羽実果とかと殲滅のしあいはしたくなかったから受けなかった訳だけど、別のファミリーに頼んでいた場合、ほかの依頼とかぶってたら出来るわけないのに。

ボス「お前達何者だ、なぜ松野と一緒に」
結貴野「自分で依頼しておいて、その相手のこともわからないのか?」
ボス「依頼…?…ッ!まさか…」
羽実果「そのまさか〜私が影刃、こっちが夕闇」

羽実果、軽く話してる感じあるけど、伝わってくる殺気がものすごい。

目の前の結貴野に腕を掴まれそれをへし折られそうになっているdarkmoonのボスはガタガタと震えて自分の持っていた銃を落とした。

ボス「頼む!助けてくれ!金は出すから!」
羽実果「テンプレだね〜」
結貴野「あんた部かもいないのに自分だけ生き残るつもり?卑怯な事ばかりしておいて、お金なんか要らない」

結貴野はそう言うと相手の腕を離し、2、3mさがった。

と同時に鳴り響く銃声。

羽実果のライフル銃の弾丸がdarkmoonのボスを貫いた。

結貴野「はぁ……こいつ自己中だったな」
羽実果「ここまでアホだと姉さんがそんな顔するのも頷ける」
お「お前らなんでここにいんの?あとこいつらも…」

そう言ってこっちを指さすおそ松兄さんは未だにキョトンとしていて、状況が理解出来ていないようだった。

結貴野「あんたが兄弟さん達に心配かけるような行動するから、ここに来てこの人達捕まったりいたぶられたりしてたんだよ」
お「俺!?俺のせい!?」

女子高生に説教されてアタフタするおそ松兄さん。
滑稽である。

ト「とりあえず帰らない?一松兄さん達ボロッボロなんだけど」
お「お、おう…」
結貴野「え、待って?私達も連れていかれるの…?」
チ「ごめん、手当手伝ってくれると助かる」
羽実果「しょうがないね、姉さん行こう」

渋りつつついて来てくれる結貴野と羽実果を連れ、車に乗り込む。

帰路につくとおそ松兄さんが全力で謝ってきた。

勝手なことして兄弟に心配かけるような人だけど、変なところで兄さんしてるから憎めない人だ。

帰る途中の車の中で、トド松に手当されながらそんな事を考えていた。

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作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年6月12日 8時

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