検索窓
今日:21 hit、昨日:0 hit、合計:3,030 hit

38話 ページ39

チョロ松side
夕闇「カラ松、アンタ罠に引っかかるだけでよかったな、下手したらこうなるところだったぞ」

突然銃声がしたと思ったら目の前の扉が大破した。
崩れた扉の前に立っていたのはボロボロのカラ松兄さんと夕闇さん。

二人共殺気ダダ漏れなんだけど……。

カ「二人共大丈夫か!?」
チ「なんとか…動くのはちょっと難しいけど……」

カラ松兄さんに腕の枷を外してもらうと手がだらんと下がる。

油断していた……。
廊下の両側においてある置物が倒れてくるとか。
気がついたらここにいるし。

ガシャーンッ

突然響いた音にビクリと肩を震わすと音がしたその場所には散らばった鏡があった。
その鏡に銃口を向けているのは夕闇さん。

夕闇「早く出てきな、そこにいるのはわかってんだから」

夕闇さんは再び銃を構えると銃口を割れた鏡の方に向けた。

鏡の裏から出てきたのは数十人はいると思われる人。

この屋敷どうなってるんだろう。

と、そんなことを考えている暇は全くなかった。
夕闇さんに外へと出されたその数十人が、夕闇さんの方に向かって一斉攻撃。

流石にあの量はどうにもできないんじゃ……と思った僕だったが、なんのことは無かった。

夕闇さんは数十人を一気に殲滅すると僕達の方に来る。

夕闇「傷はそこまで深くはなさそうだけど、骨が逝ってる可能性もあるから安静にな、後は羽実果達g…((ドタバタ……来たな…騒がしい」

夕闇さんが一気に呆れ顔になったのと、扉の外で舞い上がった埃がこの部屋に入ってきたのはほぼ同時だった。

ト「兄さん達無事!?」
一「いや、これが無事に見える?」
十「手当しマッスル!」
影刃「十四松ストップ!消毒せずにバンドエイド貼っちゃダメ!姉さんが怒る!」
夕闇「私!?」

な、何かすごく騒がしいけど大丈夫?これ、それに今夕闇さん影刃さんのこと羽実果って……。

羽実果「えーほんとに調べてなかったの?私は大戸羽実果で姉さんは凛堂結貴野だよ、あ、影刃でも羽実果でも好きに呼んでね」

夕闇さんこと結貴野さんに厳しい指導を受けながら僕達の手当をする影刃、羽実果さんは今まで見たことのないくらいの笑顔でそう言った。

39話→←37話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:スノーローズ | 作成日時:2017年6月12日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。