あ「ねぇ、なんでこうなったの？」 安「え？（ニコッ」コ「え？（ニコッ 」赤「？（黒笑」べ「フフ（微笑」ジ「（ニタリ」

52話 信号は… ページ11

次の日


私は散歩も兼ねて



デパートへ向かった




今日はもう誰にも監視されていない


昨日の件があってか


別の用事があってなのかわからないけど


今日は家で大人しくしていて下さいと


連絡があった









それは無ー理ー★




あの家の前には


それはそれは恐ろしい沖矢さんが


待ち構えてるのだから






＿＿__＿あぁ、今日はなんていい日なんだ




青く晴れた空に白い雲




誰にも監視されていないという開放感



こんな安心感のある日はいつぶりだろう








そういえば、ベルモットさんはいつ帰って来るのだろう



今日こそは買い物を済ませて



あと、その前に本屋にも行きたいし


それにショッピングしたりするのも


たまには悪くないかな＿＿__＿




なんてことを考えながら




交差点を渡る




この時の私は

半分浮かれて、半分上の空。



信号なんて見ていなかった＿＿__＿




「危ない！！！」後ろからそんな声が聞こえた時はもうすでに遅かった





キキィィッーーー！




あ「？！？！」


ふと横を見ると目の前にはトラック




あ(あ…私…死(グイッ！))



後ろから物凄い力で引っ張られる



体はその力のおかげで後ろへ引き戻される






危うく私はトラックに轢かれ死ぬ所だった








あ「………あの、ありg「何をしてるんだ君は！？死にたいのか？！」え、いや…」



私を助けてくれたのであろう眼鏡をかけた男性



？「信号は赤で渡っては…？！」


あ「い…いけません」



その迫力に圧倒されて少し縮こまる




？「ハァー…」


大きなため息を１つつかれ、


？「怪我はありませんか？」


怒鳴り散らされると思ったら

今度は身の安全を心配してくれた



なんて優しい…←





あ「すみません…ありがとうございます」



？「…気をつけて下さいね」




あ「はい……あれ？」


顔を上げて

その男性の顔をよく見るとどこか見覚えるのあるその顔＿＿__＿




知ってる＿＿__＿


見たことある…確か映画で…名前は



あ「風見さん…」




風「？！？！


なぜ…私の名前を…」



ハッと声に出していた事に気付く




＿＿__＿ヤバい



私の頭の中で


風見さんと知り合う
↓
安室さんに報告
↓
外出したことが判明
↓
お約束



という未来予測の図が浮かび上がる






パッと体を180度回転させ



走ってその場を離れる



風「あっ…おい！」


後ろで呼び止める声が聞こえたのはきっと

気のせいさ

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