あ「ねぇ、なんでこうなったの？」 安「え？（ニコッ」コ「え？（ニコッ 」赤「？（黒笑」べ「フフ（微笑」ジ「（ニタリ」

22話 発散 ページ24

あ「いいえ…！

気にしないで下さい！」


安「…えぇ…わかりました」





＿＿＿＿＿こうしてる暇ではない







この物語をぶち壊すと決めたんだから




終わらせると＿＿＿＿＿＿＿





でも




原作がどこまで進んでいるのかもわからない




迂闊に手を出せば





取り返しのつかないことが起きるかもしれない





生半可な気持ちでやれば

私だけじゃなく


周りの人間にも危害が及ぶ









あぁ、また頭が痛くなってきた





頭を少し抑える



安「大丈夫ですか？」






あ「大丈夫です

ありがとうございました…

身体は強い方だと思ってたのですが…」



安「女性は体を崩しやすいですし


一時的ですが高熱を出していたのでもう少し休んだ方がいいです」




蘭「A…？大丈夫？」




あ「えぇ、もう大丈夫！


ちょっと疲れが溜まってたのかなぁ〜

あぁ…午後から友達と会う約束してるんだー
もう１時前だ…！


行かなくちゃ！

じゃあまたくるね！今日はご心配とご迷惑をおかけしました

ありがとう！」




喋りながらドアまで移動し

全速力で階段を駆け下りて家へ戻る



・
・
・







バタン


あ「…ふぅ」

家に着くなりため息を１つ吐き


呼吸を整える









よくよく考えれば



死神や公安、FBIほどの頭脳でも難しい敵

そもそもたまにしかアニメ見てなかったし

映画を楽しみとして生きてきた人間が




物語をぶち壊すなんて難しいことを…






元の世界に戻れる保証もない


すでに主要人物に関わり過ぎ









あぁぁぁぁ



もっと勉強すればよかった！！



そろそろ容量オーバーだよ？？





こういうトリップした系は

小説だったら超絶チート最強設定じゃない？


おい神様ひーどーいー









……ごめんちょっとストレス発散していい？




すうっと息を大きく吸い叫ぶ




あ「神のばかやろーーーーー！！



なんで頭脳明晰運動神経スタイル抜群超絶美人設定にしてくれなかったんだーーーー」









さて、







近所迷惑も考えずに


家中に響き渡るほど叫んだ私は




二階に上がりパソコンを起動する









まず最初に



私に足りないのは知識



この世界の主要人物情報と


世界中にある重要組織の機密情報






それを調べ上げるのに一体何日かかるのやら




まぁ情報収集は得意だからそれほどかからないかもしれないけど







カチカチ




カタカタ







ひたすらマウスとキーボードの音が響く

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