あ「ねぇ、なんでこうなったの？」 安「え？（ニコッ」コ「え？（ニコッ 」赤「？（黒笑」べ「フフ（微笑」ジ「（ニタリ」

1話 一人暮らし ページ3

上京し


念願の一人暮らしを始めた





高校を無事卒業。

大学に無事合格。


それなりに充実したキャンパスライフを送っていた。


生活に余裕が出てきた頃

朝起きると



あ「……7時？！」



ガバッと起きて鏡も見ずに顔を洗い、

髪を溶かしながら歯を磨き、

着替えながら支度を済ませ


急いで家を出る。




今日は8時に大学に行かなければならなかった。
提出物の〆切が！！！
私の単位がぁぁぁ！！



あ(ギリギリセーフかな…)


少し混雑した電車の窓のそばでぼーっとしていた時、

マスクをつけた男性が目に入った。



どこか挙動がおかしい


あ「っぇ？！」

一瞬目を疑った



あ(えぇー…男が男を痴漢してる…)



吐き気がするほど引いたが
そんなことを言ってる場合ではない。


手に持っていた小説(ミステリー)を投げつけた。



バシッ


あ「そこの痴漢！今すぐやめな！」


車両全体に聞こえるほど大きな声で叫んでやった。




乗客全員の視線がその男に集まる


痴漢男「チッ」



あ「大人しく警察に…(ダンッ！)…え」


それは一瞬の出来事だった



痴漢されてたそれはそれは金髪のイケメンが痴漢男をあっという間にねじ伏せたのだ。



金髪「大人しく次の駅で降りて警察へ行きましょう(黒笑)…あぁそこのあなた、証人として一緒に来ていただけますか？」



あ「え、あ…はい」




その金髪の男性の声があまりにも似すぎていて
自分の耳を疑った。




あ(だって安室さんにそっくりなんだもん。容姿とか、声とか…へーこんな人世の中に本当にいるんだ)



なんて思っていたら


アナウンス「次は〜米花駅ー米花駅ー」


あ(…ん？)


B・E・I・K・A駅？

待って初めて聞く駅名。


いま、米花駅と言いましたか？ん？







…え？



呆然としていると駅に着いてしまった。









………え？




・
・
・



あれよあれよと言う間に金髪の男性に連れられ駅員さんとともに控え室で待ち、

警察に事情聴取的なのを受け


お昼前に解放された。



あぁ…提出物…講義間に合わなかった…




ぐぅぅ〜

とお腹が音を立てる


あ「お腹すいたな…てかここ…どこよ」



金髪「道に迷われたのですか？」



あ「え？」



金髪「先程はありがとうございました。安室透と言います」



……思考回路が停止し、とりあえず挨拶
あ「あ、いえいえ…古谷Aと申します」


安「お腹が空いているのでしたら
僕がバイトしてるお店にきませんか？」

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