見送り前の雑談は、割と楽しい2 ページ5
泉奈side
「そういや、がしま先輩ってなんで飛行機苦手なんですか?」
「あぁ、昔、ちっさい頃に寝てる時に頭の上におもちゃの飛行機が落ちてきてから飛行機苦手になった。」
「トラウマ?」
「トラウマや」
「小さい頃の些細な出来事でも将来の好き嫌いに影響を及ぼしますからね…仕方ありません。」
「飛行機事故ってそんなに聞かへんから苦手でも大丈夫やないの?」
「精神的な問題だから克服は、少し難しいかもしれない」
「要は、思い込みやろ?」
「それ言われてまうと嫌いなもの克服出来ひんみたいやん…」
「事実やから諦めたらどうですか?」
「メンタルが弱いみたいなってますよ」
「後輩2人から虐められてる〜
竜次、助けて〜」
って大曲先輩がいる方向に向くが
「三津谷、太刀川、もっとやれ」
まさかのもっとやったれとのご指示が…
言われたからには、やらなきゃ損だね!!!
「竜次が俺を見捨てた〜」
なんか、ダブルスパートナーに見捨てられるってドンマイっすね…ってそんなこと言ったら君島遠野ペアは、一体どうなってしまうのやら…そこに関しては、面倒いから触れんとこ…うん、触れんとこ
「種ヶ島さん、毎日飛行機に乗っていて墜落事故に遭う確率って知っていますか?」
「知らんなぁ、30年に1回くらいとちゃうん??」
「不正解です。正解は、438年に1回です」
「具体的な数字やけど…イメージが湧かへんな」
「えっとー、毎日飛行機に乗って約90年生きた人が5人います。そのうちの1人の死因が飛行機事故での死亡ってことやないの?」
「物騒な例えだけど…ま、合ってます」
「物騒な例えやな…笑おうにも笑われへんわ…他にええ例えとか無かったんかいな」
って苦笑された…
「無理っすわ」
「おまえ、
「イエス」
「イエスちゃうわ」
「それ以外どうやって思い浮かべろって言うんや!!!」
「あ、それは、ごめん」
「そうなると思ってたから許す」
「話が思っきり脱線しましたがあまり見かけない事故としては、落雷もあります。これは、1000万分の1の確率。毎日雨が降っていて必ず100回のみ雷が落ちている状況なら約274年に1回は、当たります。」
「その計算でいくと…約90年生きた人が3人いる内の1人は、雷に当たってるんや…」
「やっぱり、物騒やけど当たった人は、かなり不幸やな…」
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