五十 ページ18
空鈴side
次の日。私は学校に行った
本当は行きたくなかったんだけど、お母さんが煩いので仕方なくだ
3日も休んだんで、友達に心配されたが、大丈夫だと言い席に座った
ふと廊下側の一番後ろの席に目を向ける
彼女はいない。来る時も見当たらなかった
休みだろうか。そう思っていた私に、人影が近づいた
女1「空鈴。あんたどうしたのよ。3日も休むなんてさ。」
空「あぁ、ちょっと調子悪くて。もう大丈夫だよ。」
そうだと思い、私は彼女に問う
空「ねえ……彼女は……心鈴は?」
女1「え、あいつ?あの日から来てないよ。」
空「え?」
目を見開いた。まさか。1週間も来ていないとは
女1「ま、あんだけ言ってやったもの。当然よね。」
あはははと笑う彼女に対し、私の手は震えていた
私のせいで、私のせいで、彼女は傷ついた
今更後悔しても、遅かった
心鈴side
ぼーっとしていても、時は流れ続ける
なら、私はもう、ここにずっと居たい
そんな事を思う、今日このころ
今は真夜中だ。昼間眠ってしまったせいで眠くないのだ
掛け時計の振り子の音を聞き流しながら、私はずっと退屈し続ける
そんな時だった
コン、コン、コン
二階なのに、何故か窓を叩く音がした
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作者名:秋奏&愛桜彩☆*゚ x他1人 | 作成日時:2018年2月3日 15時