恋心流星群（ ryosuke × yuri ）

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知念「返してよ、僕のクッション」





涼介「んー、質問に答えてくれたら」





知念「…めんどくさい奴」





大した質問じゃないだろうと思って、仕方なく彼の質問に答えることにすると

彼はコホンと小さく咳払いして、僕の頬を優しく撫でた





涼介「大学、ほんとはなんで途中で帰ってきたの？」





ドクンと心臓が大きく波打つ

彼には体調が悪くなって帰ってきたと言ってあるけど、ほんとは僕の気持ちが落ち着かなかったからだ


彼への気持ちの整理がつかなくて泣きじゃくっていた僕を優しく受け止めてくれた圭人が頭をよぎる

単位が取れないとかそんな問題僕にはないし、１日くらいは休んでも平気だって言われて圭人が僕を家に送ってくれたんだっけ





何も言わないで俯いている僕を見て彼はため息をついた





涼介「これでも心配してるんだから」





知念「…うん」





涼介「うん、分かったなら良し！」





僕の頭をぽんぽんと優しく叩いて微笑む彼

なんだかお父さんみたいで、クスッと笑ってしまった僕に「なに笑ってんだよ」って僕の肩を押しながら彼も笑った

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