意識して!9 ページ12
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みなさんこんにちは、赤宮です。わたくし只今人生初、告白されております。しかもまさかの逆バレンタイン。
『…………田中』
田中「な、なに…」
『お前勿体ないよ!!!』
田中「…………はっ?」
田中こと、田中七音タナカナナオ(ネーミングセンス皆無)。こやつは世間で所謂モテ男というやつである。お兄ちゃんにしろるぅと先輩にしろ田中にしろイケメンに囲まれている私は幸せすぎるのではないでしょうか。
田中「そ、そっか、、?赤宮さんには僕なんか勿体ないよね…」
『逆!チミだよチミィ!』
B「キャラ保てー」
『君はね!田中くん!女子にモッテモテなのだよ!わかる?!だから私のようなものより他にもいるでしょ?』
田中「お、おう…」
私は田中くんに詰め寄った。ジリジリと後ろに追い込んでいく中、私はお兄ちゃんとるぅと先輩がいることを完全に忘れていた。
『君はイケメンなの!顔よし中もよし!私なんかと付き合っても意味が無い!もっといい子いるよ?!』
田中「いない!!!」
肩を捕まれ引き寄せられた。近い、抱きしめられてる…?!
『た、田中くっ…?』
田中「僕は!君が好きなの…君に好きな人がいたとしても、好きにならないなんて無理だった…諦めようとしても、赤宮さんを見る度…どんどん好きになってく……」
『………た、なかく、ん…』
何だこの乙女ゲームみたいな展開?!?!
田中「ごめんね、好きだよ」
『…………あ…』
変な声が出た…。自分から詰め寄ったくせに悪い事だった。Bちゃんはびっくりして固まっている。本気なんだ。本気で好きになってくれてるんだ、田中くんは。
『あ、あのね、私好きな人がいて…』
田中「知ってる、るぅと先輩でしょ」
、
、
、
今、この教室には…私とBちゃんと田中くんとお兄ちゃん。そして………
『…………う、ん…』
嘘をつけばいいものの私は頷いてしまったんだ。顔も林檎のように真っ赤になって、これでは告白したようなもんじゃないか…。
田中「そっか、でも僕。諦めないから。考えといてくれると嬉しい」
え、待って待って。ここで貴方が立ち去ったら…私は一体…どんな顔してるぅと先輩と話せばいいわけ。
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スズ(プロフ) - ころん先生とるぅとくんの話が見たいです!面白かったです! (2019年6月4日 19時) (レス) id: b86545f9d0 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - あきいろさん» ありがとうございます!たのしみにしていますね! (2019年6月1日 21時) (レス) id: 8e8fc6a313 (このIDを非表示/違反報告)
あきいろ(プロフ) - 涼音さん» 一応完結しましたので、暁のヨナの方中心に書いて参ります。その間間に時間が空きましたら書かせていただきます(●´▽`●) (2019年6月1日 18時) (レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - ハッピーエンドありがとうございます!付き合った後とかも見てみたいです!よろしければお願いします! (2019年6月1日 17時) (レス) id: 8e8fc6a313 (このIDを非表示/違反報告)
あきいろ(プロフ) - り とさん» 初コメいらっしゃい!リクエストありがとうございます!HAPPYEND後日出しますね (2019年5月31日 23時) (レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきいろ | 作成日時:2019年5月2日 11時