意識して!8 ページ11
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……皆さん、この小説の季節。今、2月です。わかる人は、わかりますね?そう、今日は…
C「るぅと先輩!チョコもらってください!」
D「るぅとくんどこ?!チョコ渡さないと行けないの!」
E「ふふっ、わかってないわね?こういう時はいっぱい人がいる時にいったらヒロインではないの…後でこっそりるぅとくんにチョコあげなきゃ!」
はい、バレンタインです。私の隣でのんびりとスマホを弄っていたBちゃんが顔を上げてほへーと声を出した。
B「凄いねぇ、流石生真面目王子」
莉「ごめん2人とも、加隈らせてっ」
B「あ、はいっ」
『そうか、お兄ちゃんもモテたねそういや』
莉「おまけみたいに言うな」
いやこう見えても一筋な子ですからるぅと先輩しか見えてませんでしたよ。しかし困った、これではチョコ渡せる気が致しません。机の中にあるチョコを奥に奥にとしのばせてため息を吐いた。
るぅと先輩には気づかれてないみたいだ。
『モテモテですね〜』
バレないよういつもの笑顔で、自然体で。意識はして欲しいがこれとそれとは関係ないのだ、状況が違いすぎるのだ。とりあえずここは隠し通す。
だって、今渡したらあの子達と同じになる訳じゃん?そんなの、あれじゃん?
((渡せなかったら食べるの手伝ってな…?))
B(だが断る)
((何故だB丸様ァァァアッ))
B(P丸〇のぱくりに思われるからやめろ)
親友に冷たい態度を取られていくぅー。空き教室でBちゃんと私は残って本棚整理をしていたのだがモテ男たちの隠れる場所には最適だったらしい。
F「お二人共、るぅとさん見ませんでした?」
G「やっほー!A、莉犬先輩みてないー?」
B「見てへんで〜」
『お兄ちゃん?来てないよ〜』
なかなかの名演技ではないだろうか、我ながら。ちなみに2人はずっと教卓の下にうずくまって隠れている。何人かの女子が過ぎ去って行った時だった…
((どんだけ来るねん…))
田中「失礼します、赤宮さんいるかな?」
B「あ、高速田中じゃん」
『え、まさか!君もお兄ちゃん達目当て?!』
田中「え"っ」
ま、ま、まさか男の子にまでモテるのか?!
田中「ち、違うよ!僕は君に用事があるんだ…その、Bちゃんもいるし恥ずかしいけど…」
そして田中くんは綺麗に包まれたプレゼントを私の前に差し出した。
田中「ずっと好きでした!付き合ってください!」
…Pardon?
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スズ(プロフ) - ころん先生とるぅとくんの話が見たいです!面白かったです! (2019年6月4日 19時) (レス) id: b86545f9d0 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - あきいろさん» ありがとうございます!たのしみにしていますね! (2019年6月1日 21時) (レス) id: 8e8fc6a313 (このIDを非表示/違反報告)
あきいろ(プロフ) - 涼音さん» 一応完結しましたので、暁のヨナの方中心に書いて参ります。その間間に時間が空きましたら書かせていただきます(●´▽`●) (2019年6月1日 18時) (レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
涼音(プロフ) - ハッピーエンドありがとうございます!付き合った後とかも見てみたいです!よろしければお願いします! (2019年6月1日 17時) (レス) id: 8e8fc6a313 (このIDを非表示/違反報告)
あきいろ(プロフ) - り とさん» 初コメいらっしゃい!リクエストありがとうございます!HAPPYEND後日出しますね (2019年5月31日 23時) (レス) id: 4c49ffa433 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あきいろ | 作成日時:2019年5月2日 11時