Bad 40. ページ44
「よっ…と、それじゃ私は部屋に戻るよ」
「もうですか?」
使われていない部屋の物のせいか食堂などに置いてあった物とは
大分ぼろそうな椅子から腰をあげる。
「いろいろあってさ、ハンジ達とまだ喧嘩中なんだよね」
あの時はリヴァイがあの場から無理矢理連れ出してくれたからよかったけど、
ハンジぎゃんぎゃん騒いでたしなぁ。
「…そうなんですか」
他人事であるにも関わらずしゅんとなるエレンに
犬の耳が見えたのは幻覚だと思いたい。((
「まぁ、何とかするよ。
紅茶美味しかった、ありがとう」
ふっと微笑みエレンと自分が使ったカップを手に取り
部屋を去ろうとすると、エレンは気を遣ってなのか
自分が食堂まで返しに行くと買って出た。
Aさんは外から回った方がいいですよね?とまで言って。
…あんな小さかったエレンにそんな気を遣わせてしまうようになるとは。
まぁ、お言葉に甘えてそうさせてもらったわけだが。
朝礼遅れないようにね?とだけ言い残して窓から部屋を出た。
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部屋に戻るとそこには
練習の為にベッドに寝かせていたウサギに
ブレードを突きつけ今にも殺しそうなハンジがいた。
ウサギはどんな神経してんのかぐっすり寝ている。
お前本当に元野生か???
「A…どこに行ってたんだい…?」
殺気を抑えられない、というようなハンジの態度に
嘲笑うように、言う必要が?と返すと
さらにハンジが睨みつけてくる。
お前は罪のない動物を殺そうとしてしまうまで
堕ちたのか?
そんな奴は普通の巨人から2m巨人に格下げだ。
「モブリットに謝れよ!!」
はぁ?
こいつそれしか言えないのか、と思うほど
馬鹿の一つ覚えのような言葉を繰り返す。
「本人に聞いてないのか?
私はお前達と別れた後直接謝りに行ったが」
「聞いてない!そんなの嘘だ!」
「じゃあ、なんだっけ…
ミケ?だっけ、そいつに聞けば?
あいつの部屋まで案内してもらったから。
…それにしてもそんなことさえ聞かされてないなんて
本当にモブリットやらはお前のこと慕ってんのk…」
((バンッ
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カルク(プロフ) - 菜央さん» ありがとうございます!頑張りますね( *`ω´) (2015年1月7日 15時) (レス) id: 4fb59d232f (このIDを非表示/違反報告)
菜央 - カルクさん» 頑張ってください!応援してます! (2015年1月7日 2時) (レス) id: ce2a0228df (このIDを非表示/違反報告)
カルク(プロフ) - 菜央さん» コメントありがとうございます! 頑張って期待にお応えできるように更新します! (2015年1月6日 22時) (レス) id: 4fb59d232f (このIDを非表示/違反報告)
菜央 - 気になる・・・ (2015年1月6日 4時) (レス) id: ce2a0228df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カルク | 作成日時:2014年12月4日 20時