017 ちなみに漫画とアニメのどっちかを元にしてます ページ19
ハンジから包帯を巻いて貰ったAは、再びエルヴィンの元へと来ていた
「休めといったんだが…。」
エルヴィンの声は少し悲しそうだ
『大丈夫。ハンジにちゃんと手当てしてもらったからね…それに、何かあったらルークがいる。』
彼女の信頼する馬は、エルヴィンの愛馬と同じ毛並みだった
珍しい兄弟馬で、とても気性が荒くて調査兵団の馬には不向きとされていたルーク
そんな彼を大人しくさせたのは彼女の人柄だろう
「(馬に嫉妬とはな……。)…A、発破の用意をさせようと思うが構わないか?」
エルヴィンの視線を辿れば、白刃攻撃で折れたブレードを見せるミケ
『…そうだね。立体機動の白刃攻撃で弱るとも限らないし、試してる時間もないものね。』
自分の考えを理解してくれた彼女に少しだけ笑みを送ると、兵士に発破の用意をさせる
勿論、中身が飛ばないように手首を切断するように仕掛けさせた
リヴァイを見ると、女型の巨人に何か話しかけていた
恐らく早く出てこいやら文句を言っているのだろう
『エルヴィン、私はこの後………っ!?』
女型の巨人が動いたかと思いきや、大声で叫び始めた
「ぎいやぁぁぁぁあぁあ!!」
かなりの大声で、皆思わず耳を塞ぐ
女型の巨人が叫び終わった直後、異変は起こった
『「エルヴィン!!」』
ミケと同時に叫んだのはA
女型の巨人の不審な行動に考えを巡らせていたエルヴィンは、方角を聞くが全方位と聞いて目を見開いた
『…巨人を引き寄せる声ってこと?ただでさえ兵士が少ないのに……!』
エルヴィンの横で、ブレードを抜きつつブツブツと話す彼女の言葉にエルヴィンは納得した
女型の巨人には、巨人を引き寄せる声があると
「発破用意を急げ!」
発破用意を急がせるエルヴィン
「エルヴィン!先に東から来る…すぐそこだ!」
そして、ミケの報告の後に4体の巨人が女型目掛けて走ってきた
「荷馬車護衛班!迎え撃て!!」
荷馬車護衛班が迎え撃とうとするも、無視していく巨人たちに皆驚く中…
リヴァイが二体、Aが一体の巨人のうなじを削ぐ
ただ、小柄な巨人が女型の巨人の足に齧り付いたのを確認したAはエルヴィンの隣に着地した
『エルヴィン、これって…』
「あぁ。」
Aの話に確信を持ちつつあるエルヴィンは考えた……が、巨人の足音が全方位から来たことを確認し、全兵士に女型の巨人を死守するように指示を出した
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作者名:タチバナ | 作成日時:2021年6月27日 0時