悪魔ですか？なんて聞かなければ良かったのに２

米津○師 ページ10

いや、待てニーナ。





このドアは開けてはいけない。






決して開けてはいけない。




ドア越しからでも伝わる黒い圧。



つまり、セバスチャンは怒っていると。





だが、残念ながらはいはーい。と言ってしまったのだ。

だから今さら寝てるふりなんてできない訳ですよ。





これは開けないといけないやつだよな…



ええぃ‼


もう知らねぇ！何が起こっても知らねぇ！




私はやけになりながら脳内で米津○師のLemonを流しながらドアを開けた…………






瞬間に閉めた。






……………。






ヤバイヤバイヤバイヤバイ。
これは死亡案件。




まぁ、どちらにしろ死ぬかも知んないんだけどさ。なんかいつものセバスチャンのオーラがより一層やばくなってるんだが？




私が考え込んでいると、急にドアがバァン！と開いた。






!!!?!??!?!




閉めたはずだけど⁉








セ「はぁ……全く…。ここの使用人達は……。






私も暇じゃないんですよ？ニーナさん？」







ﾋｭｪｯ、







こっわ。




セ「わかったなら早く仕事に来てください。」









え？仕事？



いやいやいや、しないよ？





だって、この屋敷に出てくからさ。



シエルに出ていけって言われたんだよ？





『ちょ、シエルから聞いてませんか？私昨日シエルからこの屋敷から出ていけって言われたんですよ？つまりクビですね、はい。』





だから早く準備しないといけないんだよ…。





セ「そ、そうなんですか……。いつ出ていくんですか？」





『昨日言われたんで昨日出ていこうと思ったんですけど、眠くて寝ちゃって………。今日こそ出ていこうと思います。』






あれ？そういえば殺されないの？これ？
私生きてていいんか？


よっしゃ、



セ「分かりました。とりあえず荷物はまとめておいてくださいね。」




失礼しました、と言ってさっさと帰ってしまった。



え、悲しくはないのか？

泣いてくれてもいいんだけど？



でも、セバスチャンなんて無表情だったし。







ニーナかなちい☆







………………………。





はい。そんなふざけてる場合ではありません。






早く準備をしないと。







_________________



セバスチャンside






おかしいですねぇ







坊っちゃんがあんなにも心を許している人はニーナさんしかいないのに、




自分から手放すなんて事はしないはず……





まぁ、私には関係ない事ですけど。

ごっめーん☆→←タイトルが適当になってるのは皆さんお気づきでしょうか

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