何も知らない人 ページ25
シエルside
どうしよう、と目の前で悩んでいるニーナ。
なにか、僕も力になれないだろうか。
うーん……、
………………………。
そうだ…。
うん。
そう‼やっぱりそれだ‼
「僕の会社で働けばいいんだよ‼」
『へ？』
おっと、口にでちゃってた…。
「あの、迷惑でなければ僕の会社で働きませんか？
ふつつかながらも僕は会社を経営してまして…、少し人手不足が深刻なんですよ…。
それと、ニーナさんがニートになったのは僕のせいでもあるんですから。あの時、僕が止めていればこんなことにはならなかったんですから………すみません…。」
『いや、全て私の責任なのでシエルさんが謝る事なんてないですよ！しかも、働かせてくれるなんて申し訳ないです。ほんとに‼』
口では申し訳ないと言っているニーナだが、顔にはいいんですか！もちろん！みたいな顔をしてる事にニーナは気づいてないだろう。
「そんなことないですよ、逆に貴方に来てほしいんです。」
徐々にひきいれていく。
『い、いいんですか？』
彼女は気づいていない。
「はい、是非」
僕のことなんて君は覚えていないだろう。
『じゃ、じゃあこれからお願いしますシエルさん』
でも、
「こちらこそ、ニーナさん」
今度こそ手放さない。
___________________
良かったのか、あれで。
あまり詳しく知らないシエルさん？が経営している会社に働くことになって…。
前の仕事は、一度会社に戻ってきちんと退社届を出して自分の持ち物を回収してさっさと帰った。
途中で、会社の同僚に会ってしまったけれどもヒッって言われながら去っていってしまった。
私なにかしたかな？
そんなこんなで、
私は新たな職につくところなんですが……。
就職先が、大手オモチャメーカーなんだが？
私はその会社の事を、全く知らなかったけど世間では超有名な企業らしい。
しかも、社長がこの前会ったあのシエルさんなんだよ??あの人若い癖に超でかい会社持ってんだよ？
あ、でも実際シエルさんは何歳なんだろう。
そんな事も私は知らないのか……。
ちょっと、心配になってきたなぁ……。
そんな不安を胸にいだきながら会社に一歩踏み出した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
創造者 - えっ！終わり？ (5月7日 19時) (
レス) @page38 id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - あの、これって続きありますか？ (3月3日 23時) (レス) @page38 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - バットエンドの方は感慨深い物がありましたが、ハッピーエンドもいいものになることを願います。更新をお待ちしております(^▽^)/ (2023年4月22日 9時) (レス) @page38 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 楽しく読ませて頂きました。更新お待ちしています！ (2021年8月14日 15時) (レス) id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
かいんパイン(プロフ) - バットエンド最高でした！！！ハッピーエンド楽しみに待ってます (2021年5月7日 20時) (レス) id: c7028cc54d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もり子 | 作成日時：2021年3月26日 0時
