悪魔ですか？なんて聞かなければ良かったのに２

自業自得なんじゃ…？ ページ24

「僕の名前は、シエル・ファントムハイヴです。」




え？外人さんかなんか？




「ハーフなんですよ、僕。」






あっ、(理解)






「ところで、貴方の名前も伺っていいですか？」




おっと…、忘れてたぜ。



『えーと、始めましてすいません。私はニーナと申します。私はハーフではなく、クウォーターなんですよ。あ、そんなことはどうでもよかったですね、すいません。どうか、命だけはお助けを…………。』





ハッ！話しすぎたかも！




「っふっ…安心して下さい。取って食ったりはしませんから。とりあえずご飯を食べながら話しましょう。」





『あっ…、わかりました。』







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いただきますと言ってからご飯を食べ始める。






シエルさん？はハーフだからパンとかスープとか食べるのかなって思ったけど、ガンガン和食食べてた。




味噌汁に焼き鮭、二日酔いの私の為を思ったのか白米はお粥になっていた。

しかも、美味しい。


って、こんな事じゃなくて
なんでここに私がいるのかを聞かなくてはっ‼




『あの、シエルさん。聞きたかったんですがなんで私はここに居るんでしょうか。昨日、居酒屋で一人で飲んでた事しか記憶にないんですよ…。』





そう、これが問題だ。
これは私の人生を左右させる問題だ。うん。






シ「それは……、昨日僕もあの居酒屋にいたんですよ。そこでニーナさんが僕に泣きついてきたんですよ。」







っ、待て待て待て。泣きついたってどういう事だ？記憶にないんだが？





シ「そして、私あんな会社辞めてやる‼とか言って会社に退社のメールをだしてましたね。
止めたんですがあのクッソ上司の元で働きたくないねっ、っていう事をきかなくて……。」







ｵｩ…………神よ…。私はなんてことを…。





シ「その後は、寝てしって起こしても無理だったんです。しかも、閉店の時間だったし。お店に迷惑をかける訳にはいけないし、ニーナさんが起きたら急に仕事がなくなってるなんて事になっていたらびっくりするだろうと思いまして、僕の家に連れてきてしまいました。すいません……。ですが、あの下着の件は違いますよ?!自分で服を脱ぎ捨てていただけなので、決して僕がやった訳ではないので………、その……」








もう、全て私が悪いんじゃん？



あぁ、なんて事を………。





しかも、つまり私って今ニートって事だよね。





終わったわ………。

これからの人生。

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