悪魔ですか？なんて聞かなければ良かったのに２

少女漫画の定番 ページ23

あの居酒屋には一人で行った。そして、一人で飲んで眠たくなって気を失った。
しかも、知り合いなんて誰もいなかったし。。





マジで、誰？




はっ！もしかして、ゆゆゆ､誘拐とか？






いやいやいや、待てよ？誘拐犯なら私をホテルにとまらせるなんて事はしない思う。







うーーん……………。





まぁ、いいや。とりあえず服でも来て見に行った方がいい。

早くこの寝室から出たい…。




私は床に転がっている脱ぎ捨てられたスーツ達を着て、ゆっくりとドアを開けた。








すると、そこには







『えっ……イケメン』








っやば、声に出てたかも…。








でも確かにそこには、





サラサラのダークシルバーの髪。



そして、藍色の目。





なんか、もうこの世の女をすべて虜にして来ましたっていう顔をしてるわ………。





「あの、大丈夫ですか？」









……………………………………。









はい、イケボですね。うん。






最近のイケメンにはイケボという特典もついてるのか。







なんと、神様は不公平なんでしょう。





私にも可愛い顔と可愛い声を下さい………。








まぁ、祈ったところで変わらないんだけどね？







「本当に大丈夫ですか？」






そういえば話しかけられてたんだった。





そう思い、バッと顔を上げるとそこには









整った顔が………………………









なんて、言えたら良かったですね？









そこには、私をゴミを見るような目で見るイケメンが一人いるだけですよ？






『っいや……あのー……』





「いやぁ、何でもありませんよ？朝ご飯が出来たので一緒に食べましょう？」




これは、表裏が激しそうなイケメンだな。








ちょ、待てよ。




この人の名前聞いてなくね？
しかも、多分この人も私の名前知らないと思うんだよね。言ってないから。

でも、この人は名前も知らない人に普通に自分の家に入れるわけか？




あ、怪しい………………………。




『ちょ、ちょっと待ってください‼ここに連れてきてくれたのは感謝しますけど、とりあえず貴方の名前を教えてくれませんか？』

よし、可愛い系女子演じとくわ。


少し、上目遣いでモジモジしながら話す。



と良いってスマホに書いてあった。




よし、これで相手もメロメロに………………………。






まぁ、そりゃあ





こんなイケメンが社畜アラサー女子なんて相手にするわけにはないよな………。

自業自得なんじゃ…？→←私は社畜

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