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「まぁ、わからないならいいけど。
君にはどーせ、死ぬ運命しか待ってないからね。


さて、どうやって殺そうか。

リトルが見るとショックで声も出ないふうな死体してあげようかなー?


まぁ、覚悟しててよ。」



あーあ………………………。





ねぇ、シエル。


貴方は今何してる?



私が捕まってる事を知って

全力で助けに来てくれてる?




それとも、
私の事なんてどうでもよくて屋敷で仕事をしてる?




でもね、私はただリトルが生きていればそれだけで幸せなんだ。



だから私は今、幸せ。


過去にいろんな苦しい事とか沢山あったけど、
今はリトルのもとで働いて、遊んだり、新しい友達ができたり。時には自分の無力さを痛感したり。


楽しかったんだ。その日常が。




でもさ、もう少しだけその楽しい日常が続けばよかったな。


もっと、もっと、



リトルと喋ったり、ご飯を食べたり、遊んだり。時にはちょっとからかってみたり。


そんな事をしたかったな…………。






というか、結局はさ?





リトルとこうやって再会できたのも、



今こうやって殺されそうなのも、



全部、








私がセバスチャンに「悪魔ですか?」って聞いたからじゃね?






………………………わぉ…。




まぁ、いいけどさ。





幸せだったんだから。


悔いはない。




あら、ナイフで私を殺すおつもりですか。



「なぁ、随分と余裕そうじゃないか。」



まぁ、確かに?別に怖くないし?
だってセバスチャンの方が何千倍も怖いもん。私が寝坊した時にさ、
セバスチャンが私の部屋のドアをノックしてくんの。それでノックを無視するなんて選択肢はないわけで。だからそのドアを開けるのが一番怖い気がする…。


あっ、いかんいかん。話がそれてしまった。


というか、最後の最後まで気になってたんだけどさ。







『貴方に聞きたい事が沢山あるけどさ、


最期に一つだけ。





貴方がファントムハイヴ家を襲った犯人?』





そう、私が聞くと前の人は気色悪く笑った。






「っなんでわかるんだよ…気色悪い奴だなぁ。

そうだよ、僕がファントムハイヴ家を襲った犯人。


でも、残念。タイムリミットだ。

君の王子様は間に合わないみたい。

悔しい?悲しい?死にたくない?

愚かなだねぇ?」




『やっぱり……………。



お前が犯人だったんだ。






  _______。』







そして、____はナイフを振り下ろした。

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創造者 - えっ!終わり? (4時間前) (レス) @page38 id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
玉ねぎ(プロフ) - あの、これって続きありますか? (3月3日 23時) (レス) @page38 id: 42fa138aff (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - バットエンドの方は感慨深い物がありましたが、ハッピーエンドもいいものになることを願います。更新をお待ちしております(^▽^)/ (2023年4月22日 9時) (レス) @page38 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 楽しく読ませて頂きました。更新お待ちしています! (2021年8月14日 15時) (レス) id: e8a57b3ea6 (このIDを非表示/違反報告)
かいんパイン(プロフ) - バットエンド最高でした!!!ハッピーエンド楽しみに待ってます (2021年5月7日 20時) (レス) id: c7028cc54d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もり子 | 作成日時:2021年3月26日 0時

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