悪魔ですか？なんて聞かなければ良かったのに２

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どうして？

別にニーナの事なんてどうでも良かったのに




居なくなってから急に……………



急に意識するようになってしまった…。





この気持ちは何…？




尊敬？憧れ？




それとも……好意？








どの気持ちが本物なのかわからない。



そんなもやもやしながら生きてきた。







そして今までいろんなことがあった。



屋敷が襲撃された事。



シエルが死んだ事。



セバスチャンと契約した事。





いろんな使用人を集めた事。





でも、そんな時にも頭の片隅にあったのはニーナの事だった。





どうしても頭から離れない。






でも、途中から気づいた。







僕はニーナが好きなんじゃないかって







でも、もう会えない。



君が生きているのかすらわからない。




半分諦めていた時、




急に君が現れたんだ。







セバスチャンが「私の正体がバレてしまいました。」という一言から始まって






もう、君を離したくなくて無理矢理使用人にした。







そして




・




・




・





手放した。




しかも自分から。





きっとニーナは怒っているだろう。



僕とあって話してくれないだろう。





もう二度と君とすごした幸せな時間はかえってこないだろう。





もしニーナが僕といるのを拒むなら………
それがニーナの幸せなら僕は喜んで身を引くだろう。





もしニーナが助けを呼ぶなら、すぐに君のもとへ行こう。





そして伝えたい。


このいろんな気持ちを。





___________









『お前は何がしたいんだ………？』


前にいる人に話しかける。




「そうだな…。シエル……いやリトルにもう一度地獄を味わってもらう為だよ。



一番最初には、家族の死があっただろう？






じゃあ、次は




愛する人の死だろ？」









何言ってるんだ？

もう一度シエルに地獄を味わってもらう？
愛する人？


シエルの愛する人なんてどこにいるんだよ。



エリザベス様？


「わかってないようだけど、愛する人っていうのは君のことだからね？


ニーナ・エルシィさん」





『っふっ…、何言ってんの？シエルは私に飽きたから出ていけって言ったんだよ？なのに愛する人って………』



そう、私に飽きたんだ。シエルは。


私が酷いことをして怒らせたんだ。



しかも今もシエルに迷惑をかけてる。


もうこれ以上嫌われたくない。

嫌われるぐらいなら死んだほうがましだよ…

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