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『銀時にとって予想以上に子供だったらしく、
私は銀時の仲間に加えられて一緒に行動するようになったの』
『銀時達は1人の師匠を救い出すために
攘夷戦争に参加してたんだけど、
やっとその人を目の前にしたって時には、
私含め仲間は敵に捕まってて。
結局その人を救うことは出来なかったの。』
あの時の銀時の涙は今でも目を閉じれば浮かんでくる
そして何故か、
あの銀時の師匠には、どこか懐かしいと感じた事も鮮明に覚えてる
首を落とす前に一瞬確かに目が合って驚いた顔をしたと思った
その後、「A」と口を動かしたようにも思えた
まぁまさか、そんなはずはないと思ったけど
あの人は確かに私の目を見て呟いた
一体あの人は私にとって何者なのだろうか
その答えを自分は、本当は分かってるのだろ?と自分自身に問いかけるが
今はまだ気付かないふりをしていたい
今はそんな考えにひとまず蓋をする
『で、そのあとは銀時達と別れ、また一人旅を始め、御存知の通り、武州で姉上に拾われたってわけ!』
そこまで話すと
自分がずっと下を向いて話していたことに気付く
『…ははっ嫌われちゃうかな私。まぁ、こんなに手を真っ黒に染めてるやつ仲間になんかしたくなっ』
そこまで言うといきなり目の前が真っ暗になった
近「A、これまでよく頑張ったな」
土「安心しなぁ、おめぇが俺達と仲間だってことはぜってぇ変わんねぇからよ」
沖「ったく無茶しやがって。姉上が拾ってくれた事に感謝だな」
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作者名:たにこ | 作成日時:2018年5月20日 16時