氷鷹家の長女 IV【あんスタ】 (ページ17)

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☆悩みの種ページ17

零「……そんなところで何をしておるんじゃ？天祥院くん」

英智「おや、気づかれてしまった。さすがだね、朔間くん」

零「…用件はなんじゃ？」

英智「特にはないよ」

零「はぁ…なんなのじゃ」

英智「ただ……ボヤボヤしていると、誰かに取られちゃうよ？」

零「っ！」

英智「ふふ、怖い目だ。……君はいつもAちゃんのことになると冷静さが欠けるね、朔間くん？…それじゃあ、僕はこの辺で失礼するよ」

零「……我輩は、見ているだけでいいんじゃよ」

『～～♪～♪』

英智「完璧だね、Aちゃんは」

『！英智。…随分とご機嫌ね？』

英智「ふふ、面白いものが見れたからね」

『…あなたは周りをなんでも【面白いもの】に変えるじゃない……』

英智「そうだね。君のことも面白くしてみようかな」

『何言ってるの…』

英智「ほら、見てごらん？」

『え？………零くん…と』

あんずちゃん？

『…楽しそう、ね』

英智「そうだね。何を話しているのかなぁ…？もしかして、チョコを渡してたり…♪」

ズキッ『……』

英智(ふふふ…やっぱり、面白いなぁ)

何、これ

モヤモヤする

北斗「姉さん？」

ハッ『ごめん、ほっちゃん。帰りましょう』

北斗「大丈夫か…？」

『えぇ、問題ないわ。少し……気がかりなことがあるだけだから』

北斗「？どうした？？」

『んー…零くんを見ているとモヤモヤするのよね』

北斗「それは」

『何かわかる！？』

北斗「…いいや。なんだろうな」

『はぁ…やっぱり分からないわよね』

チョコ作りもまだまだなのに…悩みの種が増えていく

【ショコラフェス】まで、あと四日