氷鷹家の長女 IV【あんスタ】 (ページ14)

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☆独占欲ページ14

『…はぁ……』

なんで出来ないんだろう

お菓子作りも難なくできると思ってたんだけど

昔、トリスタのみんなのために初めて作って…

『…あは。みんな死にかけてたなぁ』

英智「おや、Aちゃん。まだ残っていたのかい？」

『！英智』

英智「…君は、なんでも出来るんだと思っていたのだけれど」

『…はぁ。みんなそう言うわね？……私は、ただの人間よ。出来ないことだってあるわ』

英智「ふふ、そうだね。本当に…君は、見ていて面白いよ」

『どういう意味よ……』

英智「特に面白いのは…朔間くんと君のやり取りかな」

『は？』

英智「君たちは、取り残された。たった、2人だけが…ね。どんな思いでここに残っているのか気になるよ♪」

『…私はともかく、零くんの出席日数が足りなくなったのは……あなたのせいだけどね。…まぁ、良いわ』

零「おやおや…珍しいふたりじゃのぅ？」

『零くん』

英智「…君こそ、僕がいるのに話しかけてくるなんて…よっぽどAちゃんを取られたくないのかな？」

零「……相変わらずじゃのう、天祥院くん」

『…？』

零「Aや、少し話したいことがあるのじゃが」

『良いわよ、行きましょうか。…またね、英智』

英智「うん、また……

…相変わらず独占欲が強いなぁ、朔間くんは♪
僕以外の子の前では遠慮してるみたいだけど」