鳥籠の吸血姫【あんスタ】

提案 ページ24

『零…零、ちゃん』


零「あぁ、お前の兄さんだ」


『っ…あなたも、『Knights』なの……？』


零「いいや。俺は『UNDEAD』だ。『Knights』じゃないけど…反王国派」


『……なんで、ふたりとも…？』


零「お前を連れていったのは王国軍だった。はじまりはそこからだった……お前、今の下級市民の状況知ってんのか？」


『ここから出たことがないから……あ、でも、先生からは平等にって』


零「はは、平等？ふざけんじゃねぇよ」


『…え？』


零「お前は何も知らされてない無垢な子供。……帰ろう、A。凛月と、俺と……ゆっくり暮らすんだ」


『……すごく…素敵な提案だけど。ごめんなさい』


零「…なぜ？」


『私、ここでみんなを守らなきゃ。……次に会う時は、敵かもね』


零「っ」


ピカッ






ゆうた「さくまさーん、大丈夫ですか？？」


零「…戻された、か。……どうするものかのぅ」

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