note 631 ページ32
***
「…」
マ「バカ眠そう」
ド「お前なんかしたろ」
マ「やってねーよ」
「…された」
マ「え？」
ド「何してたコイツ」
「ずっと、お尻触られてた…」
マ「…え、記憶ねぇ」
ド「うわー」
「…」
マ「ごめん」
「ん、大丈夫…」
眠くてホント雑な返事になってしまう。
ド「マイキーのせいで全然寝てねぇのか」
マ「A」
「…」
佐野くんに手を引かれてそのまま抱きしめられた。
また安心感が凄くて気絶しそうになる。
私も座ってる佐野くんに絡み付き、
頭を肩にペタっとくっつけて目を瞑った。
「…」
マ「(可愛い可愛い可愛い可愛い)」
ド「お、寝始めた」
マ「まじ可愛くね」
ド「猫みてぇだな」
マ「ホントそれ」
ド「ま、マイキーの近くがAにとっては安心する場所なんだろうな」
マ「だと良いな」
ド「そうだろ。こんな気ぃ抜いて寝てんだからよ」
マ「ふふっ」
ド「てか俺が起こすと起きねぇのにA見て一瞬で目覚めんの腹立つからやめろ」
マ「Aが居たら俺は起きるし俺の息子も起きる」
ド「あーなら今度からAに起こすの頼もうかなー」
マ「絶対嫌って言ってくるからケンちん来て笑」
ド「ふ…言いそう笑」
「…」
マ「とりあえずベッドに寝かせとくか」
ド「だな。お前との喧嘩でかなり消耗してるだろうしな」
マ「ふふっ」
ド「ぶっちゃけどうだった？」
マ「…一瞬ヒヤッとした瞬間はあったよ」
ド「え、マジか」
マ「うん。稽古の時と喧嘩の時じゃ俺の強さ違うってAは思ったかもしんねーけど…それはこっちも同じだ」
ド「へぇ…さすがお前に鍛えられただけあるな」
マ「強いよAは。俺の女だもん」
ド「急に惚気んな」
マ「ふふっ」
ド「んじゃそろぼち行くか」
マ「うん」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月6日 2時
