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「ん、髪の毛邪魔だなっ」




体育の時間はいつも髪の毛を結ぶ。




『色気が凄いよぉ…』


「何言ってんの」


『ほんと、その胸もどうやったらできるのさ!!』


「…これは…内緒」


『ハッ!まさかまさか!?』


「はい着替えるよー」


『あーもー!』


「あははっ!」




今日は体力測定。
A目指して頑張るぞっ。




マ「(…A次体育の予感。ポニテえろいよなぁ…)」




でも着替えようと思ってスクバ開けたら、
思ってたのと違う光景だった。




「…」


『あれ?着替えないの?』


「…ジャージ忘れてきた」


『え!?』


「予備ある?」


『ごめん1着しかない!』


「んー…」




このままないのも嫌だし借りにいこうかな。




「借りてくる」


『誰に?』


「佐野くん」


『(出た七小のマイキーくん!!なんで仲良いの!?)』




私はダッシュして佐野くんのクラスに来た。
たまたま移動教室なのか人少なかった。




「あ、居た」


マ「…ん?」


「佐野くん!」


ド「あ、Aじゃん」


「ドラケンくんもいたんだ」


ド「こいつ移動教室絶対起きねーから起こしに来ただけ」


「なるほど理解」


マ「Aポニテだ…」


「そーだよ可愛い?」


マ「めっちゃ可愛い結婚しろ」


「しー!!!」


ド「ふっ笑」


マ「てか何しに来たの?俺に会いに来たの?」


「んーん」


マ「は…つら」


「佐野くんのジャージ借りに来たっ」


マ「!?!?」


ド「(なんだその青春イベントうぜ)」


「今日ジャージ忘れちゃって次体育だから貸してよ佐野くん」


マ「…まじ?」


「うん、だめ?」


マ「…」


「おおっ!」




だめ?って聞いたらすぐにバックから
ジャージ持って来てくれた。
あまりの速さにびっくり。




マ「Aの匂いまみれにしてきて」


「いや、洗って返すよさすがに」


マ「いい。そのまま俺が着たい」


「やだよ汗臭かったら恥ずかしいし」


マ「無理、終わったらすぐ返せ」


「いやっ返さない!」


マ「あ!コラ!貸さねーぞ!」


「じゃドラケンくん借して」


マ「ケンちん断れ」


ド「お前らほんと面倒くさ笑笑」


マ「てか他の奴の借りんなよ!!」


「もーとにかく貸して!」


マ「ん!!すぐ返さなかったら教室乗り込んで胸揉むからな」


「やだっ!」


















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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

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