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「借りてきた」


『ほんとに借りてきたの!?』


「ほら」


『さ、佐野って書いてある…』


「佐野くんの苗字良いよね」


『(もう付き合っちゃいなよ…)』




佐野くんから借りた少し大きめのジャージを着た。
佐野くんの匂いに包まれてちょっぴり幸せ。安心する。




「ふふっ」


『(え〜笑ってるとこ可愛い〜!!)』


「行こっ」


『うん!』




早速私たちは体育の授業へ向かった。




マ「…」


ド「ソワソワしすぎ笑」


マ「俺のジャージ着てった?」


ド「うん、ほれ窓見てみろ」


マ「……ハッ!!」




『あれ?社ちゃんジャージでかくない!?』


「忘れたから借りたのー」


『ん?…さ、佐野!?』


『この子七小のマイキーくんとめっちゃ仲良いんだよ!』


『待って私も噂聞いた!』


「…」




良い匂いしすぎてずっと嗅いでたくなる。




マ「…」


ド「おい可愛すぎて言葉失うな笑」


マ「…なんであんなに可愛いんだ…」


ド「お前が愛しすぎてんだよ」




『あ、準備運動だっ!校庭走るよ!』


『おー!』


「うんっ」




皆が走って行くので、
私も後に続こうと思ったらなんか視線を感じた。




「…!」


マ「あ…」


ド「おっ」




理科室の窓から佐野くんが顔を出していた。
私は佐野くんとばっちり目が合ったので…




「えへへっ」




なんか嬉しくて笑った。




マ「うっ…!!ケンちん!俺射抜かれた!!心臓潰れそうっ!!」


ド「(それやったらマイキー過呼吸なるてー)」


「ん?」




なんか佐野くんが苦しみ始めた。
どんだけ理科嫌なの笑




「頑張れ佐野くんっ」




ファイトーとポーズをして私は手を振った。
さすがにこれ以上は遅れちゃうから、
すぐに校庭へ向かった。




マ「やべぇ…」


ド「ふっ」


マ「可愛すぎる!!!!」


ド「(まぁ分からんくない)」



















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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

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