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体育の体力測定は見事A判定狙えそうだった。
足も去年より速くなったしボール投げとかも
結構飛ばせた。長座体前屈は得意すぎたから余裕。
あとはシャトルランとかかなぁ。
体力自信ないけど。
『社ちゃん凄かった！！』
『可愛くて運動もできるとか羨ましい！』
「たくさん遊んでるからかなっ」
『私ももうちょっと頑張ろ！』
「うんうんっ」
『てかそのジャージ返すの？』
「洗って返すよ恥ずかしいもん」
『私だったら社ちゃんのそのまま着れる！！』
『え、待って私も！』
「ちょ…恥ずかしいからやめてっ」
皆佐野くんと同じようなこと言ってくる。
とにかくさっさと着替えて持ち帰ろ。
マ「おっ邪魔〜」
「んなぁッ！」
って思うとすぐ来る佐野くん。
『マイキーくんだっ！！』
『わぁっ！！』
もちろん佐野くんが来ただけでクラスはザワつく。
ましてや私のとこに来るから余計。
マ「ジャージ返せよAっ」
「洗って返すってばしつこいなぁ」
マ「むーりっ」
「あ、ちょ…！」
『キャー！！』
無理矢理脱がせようとしてくる佐野くんに
女の子たち大パニック。
私も咄嗟に手を掴んだ。
マ「ん？」
「っ…あ、あっちで話そ」
マ「？」
佐野くんキョトンとしてるけど、
とんでもない状況にしてくれたから気まずい！
私はすぐ佐野くんの手を引っ張って、
空き教室に入った。
マ「なんだよー」
「もう！人前で脱がせようとしないでよ」
マ「だって返してくんねーじゃん」
「分かったちゃんと返すからっ！」
マ「んふ、イイコイイコ」
「もー」
そんなに汗かいてないと思うけど、
恥ずかしいものは恥ずかしい。
「あっち向いてて」
マ「なんで」
「着替えるからだよ！」
マ「見せろよっ」
「無理」
マ「なんでだよー！最近一緒に風呂も入ってくんねーから良いだろこんくらい！」
「関係ないからほらそっち向く！」
マ「うるさ！指図すんな！」
「わっ！」
マ「俺が手伝えばいーんだろっ」
「や、ちょ！触んないでっ」
ジャージのファスナーを勢いよく下げられ、
インナーが丸見えだ。
マ「うーわまたえろいこって」
「もう見ないでっ」
マ「やーだっ」
***
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作者名：Sちゃん | 作成日時：2023年3月6日 2時
