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後日、三ツ谷くんが私達用に特攻服を作ってくれた。
めちゃくちゃかっこよくて痺れる。
でも1つ言いたいことがあるとすれば。




「…」




ボタンが閉まらない。




「…?」




なんでこんなに胸大きくなったんだよ私。
おかしいじゃん。




「ふっ…このっ…」




佐野くんに触られてた時は確かに大きくなったと思ったけど、最近何も無かったからむしろ小さくなったと思ってたんだけど勘違いだった。


てかお姉ちゃんには触られてたからそのせいだ。




「三ツ谷くんに言うしかないか」




第二ボタン閉められないから、
ほんとただの変態みたいになっちゃう。




「どうしよ…」




悩んでいるとお母さんから呼ばれた。




母「Aー!佐野くん来たよー!」


「えっ?今!?」


母「買い物行こうだってー」


「わ、分かった!今降りるから!」




私は急いで着ていた特攻服を脱ごうとした。
でも焦り過ぎてベルトが上手く外せなかった。




「あぁもう!」




あんまりベルトとか付けたことないし、
このベルト使い始めだから硬い。




母「上にいるから上がって佐野くん」


マ「はーい」


「このっ!取れろ!」




腕力が全然無さすぎる。




マ「Aー!」


「えっ!!なんで入ってくるの!」


マ「え?」


「もー!タイミング!」




やっとベルトが外れてズボン脱ごうとしたら
部屋に入ってきた私服の佐野くん。




マ「ははーん、さては俺を誘おうと必死だな?」


「なわけあるかっ!」


マ「んじゃ遠慮なく!」


「だから違うってば!」




佐野くんが近付いてくるので、
ズボン抑えながら片手でガードする。




マ「てか今試着してたの?」


「そーだよ!佐野くん来たから着替えようと思ってたの!」


マ「ほーほー」


「来ないで!」


マ「無理」




嬉しそうな顔で私に抱きついて来た。




マ「特服そんな着方すんなよ見られんだろ」


「違うの…ボタン閉まんないの」


マ「え」


「ほら」




佐野くんの前でボタン閉めようとしたけど、
やっぱり閉まらない。




マ「ハハ!相変わらずでけーなっ」


「笑いごとじゃないし!後で三ツ谷くんに直して貰いに行く」


マ「は?胸触られんの!?」


「佐野くんも胸囲測られたでしょ。私は大体で作ってもらったの。でも合わないからやって貰うしかない」



















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

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