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note 612 ページ13

***







マ「んー」


「やっぱり朝はダメなんだねっ」


マ「ん、全部寝る」


「勉強は?」


マ「後で教えてA…」


「たい焼き奢りね」


マ「んー…てか家来て…」


「分かった」


マ「…」




佐野くんの頭を撫でるとふにゃふにゃした顔してた。




「よし、それじゃ私行くね」


マ「んぇ?」


「クラス違うから」


マ「……最悪」


「また来るからっ」


マ「うー可愛いから心配…」


「大丈夫だよ」


マ「…現に後ろのヤツらお前のこと探しに来たみてぇだけど、ぶっ飛ばしていい?」


「えっ?」




後ろを見ると男の子たちが私を見ていた。




マ「マジでうぜぇ…1回殺してくる」


「だめっ」


マ「…」


「良い子に出来たらご褒美あげる」


マ「え、なに?えっち?」


「はっ!?ば、こんなとこでそんな事言わないで…!」


マ「いーじゃんアイツらに見せつけられるし」


「っ!?」




そう言って立ち上がった佐野くんに腰を引かれて、
思わず胸元に手をついてしまった。




『『『はぁぁぁッ!?!?』』』


マ「ふっ」


「ね、ねぇ恥ずかしいから…」




女の子たちからもキャーキャー言われてしまい、
さすがに恥ずかしくなって佐野くんを押した。




マ「ガキはこんなんで騒ぐんだなっ」


「もう」


マ「ふふっ」




満足した顔で席に着いた佐野くん。




マ「帰り迎え行くから待ってて」


「分かったよ」


マ「ん」




そう言うとまた寝てしまった佐野くん。




「ふぅ」




私も佐野くんに会えて満足したから、
ちゃんと頑張ろ。

















***

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作者名:Sちゃん | 作成日時:2023年3月6日 2時

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