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結局ココくんが女を病院に連れて行くことになった。
三途くんは機嫌悪くして帰ってしまった。




マ「三途の野郎…!」


「まぁまぁ…」


九「ボスも今日はめちゃくちゃ食ってかかったな」


マ「あいつが悪い。てか尾行すんなきめぇぞ」


九「悪かったって」


『う…マイキー…』


マ「てめーも二度と俺の前に現れんな」


『そんな…っ』


マ「じゃねぇとお前ほんとに死ぬぞ」


「…」




私は女を思いっきり睨んだ。




『ひっ…』


「私の佐野くんだから…」




私は守るように佐野くんの頭を抱き締めた。




マ「(可愛い天使無理)」


『くっ…』


九「つーか前々から女居るって言ってただろーがよ」


『うるさい!』


九「嗅ぎ回ってんじゃねーよくせぇぞお前」


『私のマイキーなのにっ!』


マ「いつから俺がてめーのになったよ」


「そーだそーだ」


『あぁもう!』


九「ハイハイ諦めて次の男探せー」


『覚えてなさい社!』


「べーっ」




そう言うと女はココくんに抱えられながら
病院へと向かって行った。




マ「はぁーあ!とんでもねー目に遭ったな」


「むぅ」


マ「え、なに?なんでプクプクしてんの?」


「佐野くんたまには嫌な女突き放すとかしなよ!」


マ「あはー、それはごめん…」


「いっつも優しくして!!」


マ「だからごめんってー!」


「もう…私がどれだけ心配したか…」


マ「マジでサンキュA」


「…私の佐野くんなのに…」


マ「あーもーそんな可愛い顔すんな!!」


「うっ…抱っこして」


マ「はぁぁ…(息子限界家帰ろ)」


「…」


マ「んじゃAのこと俺がどんだけ好きかベッドの上で教えてやっから帰るぞ」


「…」


マ「(こーゆーこと言うとすーぐ照れ顔になるからなーどれどれ…)」


「…」


マ「(…いや真顔じゃんなんでだよ!)」


「佐野くん」


マ「な、なに?」


「私もどれだけ好きか教えてあげるね」


マ「!!」


「早く帰ろっ」


マ「(な、なんじゃそりゃ反則だろチクショー!)」


「てか寒い…」


マ「服着ろよ」


「うん」




佐野くんにキュンキュンし過ぎて
逆に冷静に返してしまった。
心臓うるさい。









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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時

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