first love 25 �� 特別な日 ページ25
( y . s )
.
二郎とAさんのクラスを出て
特に他に行く宛もなく校内をブラブラして回った
輪投げだとか、ダーツだとか、焼きそばだとか
色んなクラスがあって縁日みたいで楽しかった
なにより大好きないち兄と一緒だったしね
「 やっと見つけた…！ 」
廊下の壁にもたれて携帯ゲームをしていた所
どたどた、と聞こえてきた足音
それは段々近付いてきて、最後には僕の前で止まった
顔を見なくてもソレが誰だか分かる
「 なに？ 」
「 兄ちゃんは？ 」
「 トイレ 」
…てか此奴、店番とかあるんじゃないの？
「 こんな所にいていい訳？ 」
「 あ？ 」
「 大丈夫なの、クラス 」
「 あ〜…、もう俺の当番終わった 」
今は休憩だから探してた、と笑う二郎
余程走ってきたんだろう
息は荒いし、汗だって若干滲んでる
「 そういえばAさんは？ 」
「 知らね 」
「 ……また喧嘩したの？ 」
「 なんでそうなるんだよ 」
そんな言い方されたら思うだろ、この低脳
でもそうじゃないなら良かった
もしまたAさんを泣かせたりしたら許さないから
「 ___ つか、ンで御前がそれ知ってんの？ 」
「 それって？ 」
「 喧嘩した事 」
あー……、しまった、口が滑った
あの日Aさんに会った事、此奴には言ってないんだった
「 別にいいだろ 」
「 良くねェ 」
「 それより、…他に行く所あるんじゃないの？ 」
「 ？ 」
さっき二郎は " 知らね " って言った
つまりAさんも今は休憩時間、
店番してるならしてるって言うに決まってる
____ 彼女はきっと、此奴を待ってるハズだ
文化祭という年に一度しかないイベント
僕は別に興味無いけど、好きな人がいるなら其奴と回りたいってきっと思う
だってこんなにも楽しい、特別な日なんだから
「 御前、まだ気付いてない？ 」
「 なにが 」
「 自分の気持ち。好きなんだろ、Aさんが 」
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お も ち .(プロフ) - みっぴさん» 早く付き合わせてあげたいです…。有難う御座います、更新頑張ります！ (2018年11月18日 22時) (
レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 椏萌☆紅弥さん» 可愛く書けてましたか？安心しました… (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
お も ち .(プロフ) - 楽さん» そう言って貰えて嬉しいです…！ (2018年11月18日 22時) (レス) id: 2fce9e7069 (このIDを非表示/違反報告)
みっぴ - はよ付き合ってしまえｪｪｪｪｪｪ!!!更新頑張って下さい!!! (2018年11月4日 8時) (レス) id: f7ba867b23 (このIDを非表示/違反報告)
椏萌☆紅弥 - さぶろー、きゃわたん。 (2018年10月30日 22時) (レス) id: d67f03efe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お も ち . | 作成日時：2018年9月28日 18時
