ora［XXlll］ ページ25
✝
｢トホホ...｣
｢...拗ねんな、カス｣
｢だって、...うわーん〜｣
中庭のベンチでしょんぼりしている央、先ほどのバレーの事を思い出す。
やっちまったよ、等々やっちまったよーっ。生徒の前で馬鹿力出しちゃったよ。生徒達目が点になってたよ。絶対引かれたわあれは
はぁ、と溜息がこぼれる。隣に座っているセコちゃんは足と腕を組ながら、黙って聞いてくれていた。時々文句言ってくるけど
｢セコちゃん、やっちまったよ私は｣
｢別に今に始まったことじゃねぇ。ガキ共も慣れる｣
｢...そーかなぁ｣
それだと、いいんだけどなぁ。
ぼーっと、空を眺めていると｢あ、A先生ーっ！｣と最近よく聞く声が聞こえた。顔を右に向けると、ニッコリと爽やか笑顔で手を振る持田少年が駆け寄ってきたのだ。
｢A先生こんな所にいらっしゃったんですか！探しましたよ｣
｢やぁ、持田君。君は相変わらず今日も元気だね、君の笑顔を見ていると少し体が楽になったよ｣
｢へっ...、そ、そうですか！？(お、オレのお陰...)｣
｢うん。...で、今日はどんな要件かな？｣
持田君、現在二年生にして、剣道部主将という武道専門な剣道男子。去年私がもった生徒の一人だ
剣道の事には厳しく、少しづる賢いが根はいい子なのだ。こうやってよく私を見かければ話しかけてくれる
セコちゃんはどうも持田君の事が嫌いなようで、会う度にその鋭い瞳で睨んでいる。今も本人気づいていないけど物凄くエげつい顔で睨んでまっせ
｢じ、実はっ、今日担任からA先生が早くに帰ると聞いたので...その、一緒に帰りたいなーって思いまして｣
｢...よく知ってるね、確か君の担任って根津先生だよね？｣
｢はい、あの根津です｣
スゲーっ、根津先生なんでも知ってるんだ。まさか、私が今日早く帰れることを知っているとは思わなかった。まぁ、やることすら無いので帰れるのは有難いんだけど、持田君こんなオバサンと一緒に帰ったって面白くないよ？
それに君の寿命が縮まるだけだよ。私の隣の人、君の発言で額に血管何本か浮かばせちゃってますぜ。睨んじゃダメよセコちゃん
でも、なぁ。断りずらいし、
｢ダメ、ですか？｣
｢うっ...。じ、じゃぁ、放課後ね。剣道終わるまで待っておくよ、ココで｣
｢！ありがとうございます！！オレ、練習がんばってきますね！！早く戻ります！！｣
あ、アハハ。いってらっしゃーい
｢...、ガキが｣
｢...なんでそんなに怒んねん｣
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蓮@(プロフ) - 鏡さん» 神レベルぅ！？大袈裟ですよ笑ですが、ありがとうございます！早く更新出来るよう頑張ります！ (2017年1月7日 11時) (
レス) id: 265fac0211 (このIDを非表示/違反報告)
鏡 - 神レベルに面白かったです(≧∀≦)更新待ってます^ - ^ (2017年1月7日 1時) (レス) id: a4c5ed2f5a (このIDを非表示/違反報告)
蓮@(プロフ) - liar@嘘つきさん» キ、キリンですか！？二倍ってとても長いですね...笑お返事遅れてすみませんでした。更新頑張ります！もうすぐ続編に行くのでこれからも宜しくお願いします！！ (2016年12月26日 23時) (レス) id: 265fac0211 (このIDを非表示/違反報告)
liar@嘘つき(プロフ) - 大変面白くて、１日で追いついちゃいました。更新、首をキリンの二倍位のばして待ってます！頑張ってください! (2016年12月25日 21時) (レス) id: fa6b5c8eda (このIDを非表示/違反報告)
蓮@(プロフ) - 蜻蛉さん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2016年11月30日 15時) (レス) id: 265fac0211 (このIDを非表示/違反報告)
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