160話＋(第三者) ページ31
携帯の着信を見るA。その画面には小動物と表示された履歴が残っていた。
電話をかけ直すと、雲雀に要件を言う 内容は彼女の思った通りのことだった
｢そう、ボコったんだ｣
彼女は現状を楽しく読み取り、口元を少しだけ上げた。
ああ、やってくれたね小動物
ワクワクとした好奇心が群れ上がり、Aは今まさに機嫌がイイと言えばいいだろう。
そばにいる藍や一樹はそんな彼女を見て微笑んだ
｢ううん、君は良くやったよ。報告ご苦労だったね小動物｣
電話で話す彼女の目線は、まっすぐと窓の方へと向けられる。
その瞳は、窓の外にいる下校する生徒達に向けられていた
｢ああ、後。前に約束したハンバーグ、出来ているから後でおいで｣
電話の向こうで話す雲雀は一瞬戸惑って、だがそれは一瞬で嬉しさへと変わった
喜ぶ声を上げる雲雀にAは待っていると伝え電源を切った
｢会長、いい知らせだったんですか？｣
｢どうしてそう思う｣
｢顔が幸せそうだったので。いつもより表情が穏やかですよ｣
柔らかな笑みでそう言う一樹に、珍しくAは素直に認めた。
それは堪らなく弟の成長を聞けたから、機嫌がいいのだ。
普段は滅多に見せない彼女の笑いも、今日は何度か見れたことに二人はこの上なく幸せだった
｢一樹、小動物が来るからココアを用意してて｣
｢はい、わかりました｣
クスッと笑って一樹は部屋から出ていく。
藍は今を見計らって愛する主へと抱きついた。
｢Aさまぁ....頭、撫でてください｣
今日は機嫌がいいのだ。愛する彼女に抱きついても拳は飛んでこない
別に彼女に殴られるのは嫌いじゃない、反対に愛のムチと思っているほどAへの愛が重たい藍
そんな猫のようにして甘えてくる藍の頭を撫でるAは、彼女の希望に叶えた
サラサラと真っ黒な髪な髪が触れる中、Aは藍の頭を撫でながら弟の成長を心から喜んだ
｢これが、弟を想う姉の心、か｣
前に旧友から無理やり借りた姉弟のココロという本を読んだAは、どうやったら姉らしく出来るのだろう
残酷で冷静な彼女だからこそ、気持ちを分かるために秘やかに勉強していたのだ
心を知らない彼女にとって、最初の刺激を多く与えただろう
今まさに、”幸せ”と感じられる時が少しでも味わえたのだから＿＿＿。
(最初のココロ)
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プリン★スポ隊副隊長兼信者兼かぁびぃ(駄作者)愛し隊 - 藍ちゃんwwwひっどwww腹いてぇwwwwww (2018年1月11日 23時) (
レス) id: 4588ab3ba5 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@(プロフ) - れたすさん» すみません。年齢は詳しく設定していませんので、気にしないで頂けると嬉しいです。区切りが悪いのは作者の文章力が足りていないと思います、本当にすみません (2017年1月9日 2時) (レス) id: 265fac0211 (このIDを非表示/違反報告)
れたす(プロフ) - なんか場面の区切りがわからなくていろんな人の年齢？が把握できないです……140話時点でのツナ、雲雀、ツナの姉の年齢を教えて欲しいです (2017年1月9日 1時) (レス) id: 27b91ac37c (このIDを非表示/違反報告)
蓮@(プロフ) - コーセルテールさん» 塾頑張りますね！！さっさと終わらせて更新したいです！！ (2016年7月29日 20時) (レス) id: 265fac0211 (このIDを非表示/違反報告)
蓮@(プロフ) - 竜菜さん» ありがとうございます！！必ず日曜続編しますので！！( ‐ω‐)b (2016年7月29日 20時) (レス) id: 265fac0211 (このIDを非表示/違反報告)
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