悪夢10[過去編] ページ11
***
貴『おそ松はどうして私を頼らなかったの?
そんなに頼りなかったの………?』
東郷の胸ぐらを掴み私は目に涙をためた。
すると、東郷は私に言った。
東「私も初めは姉の君を誘拐しようとしていた。だが、
「アイツは姉と言うより俺の妹だからやめて。それに………
女の子にこんな怖い思いはさせられないから。」
……そう、おそ松君は私に言ったんだ。」
東郷が言ったおそ松の言葉を聞いた時、頭を鈍器で殴られたような感覚に襲われた。
あぁ、私はそんなに頼りなかったのか、と
弟だと思っていたがそれは私だけだったらしい、弟達から見れば私はただの女。
姉のレッテルを貼った気でいただけだったのか、
そう思うと今にも涙が溢れ出そうで、辛くなった。
貴『……私が…私がおそ松の頼れるお兄ちゃんだったら、……誘拐されていたのは私だったの…?
私がッ……私がもっとしっかりしてればッ……!
おそ松が誘拐される事は無かった……?』
涙を堪えながら
鼻をすすり東郷にそう、訴えた。
一「A……。」
カラ「…そっそんな事ないよッ!」
チョロ「そうだよ、Aがお兄ちゃんになろうが、ならまいが、結果は、変わらなかったと思う…。」
トド「Aは何も悪ないよっ!」
十四「それに……Aは頼れるお姉ちゃんだよ…?」
何て優しい弟達何だろう、こんな姉を全力でフォローしてくれるなんて、
貴『……弟に気を利かせる姉何て…どこに居るってんだよ………やっぱり私は、お姉ちゃん
失格ッ…………!…』
気づくとおそ松は後ろに立っていた。
皆もそれに気づいたのか、とても驚いた表情をしていた。
貴『……おそ松…?』
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まろ(餅)(プロフ) - マスクさんさん» 遅くなりましたがこれから更新していきたいと思います!最後まで見ていってくれると嬉しいです^^* (2018年12月16日 14時) (レス) id: 07d3c406e0 (このIDを非表示/違反報告)
マスクさん(プロフ) - 続きがきになるぅー! (2018年10月19日 17時) (レス) id: e38c7bf934 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まろ餅 | 作成日時:2018年2月10日 15時