《文スト》ポートマフィアの御嬢さん！

彼女 ページ12

あの任務から少し経った

私は今日ある少女に会いにきた

『むむ…ここはもう少し掃除した方が良いかも』

少し埃っぽい地下牢

そこに彼女はいた

『お久しぶりです。泉ちゃん』

彼女は泉鏡花。剣技の才はポートマフィアでも中々である

(まあ、姐さんに育ててもらってるものね…)

泉「…こんにちは」

光が宿らず闇に染まった瞳

人虎捕獲の為に任務に出ると聞いたけど

『相変わらず愛想がないね笑

まあ、この世界に居たらそうなるか…

貴女は、自由に物を言える人になってね』

この子は私と少しだけ似てる

絶望し、悲しみにくれてた私と

私には目的があったから立ち直ったし、頑張った

この子にはそれが無いから…

でもいつか…いつか受け入れてくれる人に出会える

泉「？」

今は分からなくてもいつか分かるよ

『任務、頑張ってね』

今の私にはこの子の背中を押すことしか出来ないから

助けてあげてね

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