39 ボーダー ページ43
引き続きno side
聖奈『ひっ…』
彼女は誰もいない､迷惑にならない場所まで逃げ込んだ。
聖奈(ここなら…大丈夫…いつものことだし…)
いつものこと。それは彼女は昔､三門市に住んでおり､大規模侵攻の始まる少し前にここ椚ヶ丘に引っ越したからだ。よくネイバーに追いかけられた。その記憶がある。誰に言っても信じて貰えなかった。引っ越しをきっかけに誰かに言うのを諦め､自分で生きよう。そう感じていた。
ｷｭｲｲｲｲｲ…
聖奈『…え………』
逃げ切ったそう思っていたのに。どうしてそこに…
彼女は諦めかけた。
『…トリガー起動』
聞き覚えのある声があった。
『旋空弧月』
短い髪の少女が刀を振い､ネイバーを真っ二つにした。
『大丈夫？』
そう聞く彼女は凛としていて､少し寂しそうだった。
聖奈side
どうしてAさんが……
『………』
じっと見つめてくるので少し怖い。そして服がジャージ？
『今のこと忘れて』
聖奈『……え？』
それだけ？
『ボーダーだって言わずにいるから。黙ってて』
聖奈『え、あ、はい』
なんだ…ってえ？ボーダー…？
聖奈『私をどうする気ですか……？』
『どうも何もボーダーに誘う。』
……え？？私をボーダーに？
《回収班頼みます。市外でも門は本当に開くんですね》
ボーダーの人。憧れはいつだって私の前にいる。私も何かできないかな……
玉狛支部というところにに私は連れて行かれた。
トリオン量？を測った。
小南『12！？また化け物がいるわ……』
12は多いの…？
ポジション決め
『聖奈さん、ポジションどうします？』
聖奈『……えっと…』
一鹿『ちょっとずつ決めていくのでいいのよ。私もそうして決めていったから』
綺麗な女の人にそう言われた。
聖奈『はい！』
私に何ができるのか。それはわからないけど､せめてできることを精一杯していきたいな。
あっという間に入隊式。
私は今は仮狙撃手として体験に来た。
佐鳥『よし、じゃあそこの可愛い子！撃ってみようか！』
テレビでよく見る佐鳥さんと言う人は私を指した。
聖奈『え？私ですか…？』
どうしよう…大丈夫かな…
持たされたのはアイビスというもので重たい。
佐鳥『3・2・1…さあ、撃てぇぇ！！』
自分のペースで撃たせてよ…
ﾊﾞｧｧｧﾝ
的が壊れた。
木っ端微塵だ。
佐鳥『……え？』
…いや、こっちのセリフですよ……？
私こんなので本当に大丈夫なの？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 102人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霧絵(プロフ) - クロノトさん» コメントありがとうございます！感謝です！！いずれカゲは出す予定なのでお楽しみに！夢主をこれからどうするか私は今それで頭がいっぱいです… (2022年11月23日 13時) (
レス) id: 2c75a7bc4e (このIDを非表示/違反報告)
クロノト(プロフ) - 夢主苦しい立場に居るなぁ… 影浦とかとは普通に仲良く馴れそう (2022年11月23日 12時) (レス) id: 3be08e9739 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霧絵 | 作成日時：2022年11月5日 11時
