第二十三話 ページ28
中原中也side
太宰の野郎から連絡が来た
その内容は
藤呀が戻ってきた
「
「あぁ、中也君。藤呀君が戻ってきた。今すぐ探偵社へ向かう」
俺の視界が歪んでいく
それは、嬉しさと罪悪感の混じったものだった
探偵社に来た俺達は、急いで寮に向かった
急いで来た為か、全員息を切らしている
「ハァ……ハァ……藤呀！」
太宰が焦った口調で云った
「！？」
藤呀は酷く顔を歪め、哀しそうな顔をした
なんでそんな顔するんだよ……
脇には、和服を着た男と、洋服を着た男達がいる
「さぁ……俺を裏切った奴等がなんの用かな？」
顔は笑っているが、目は完全に笑っていなかった
「違うんだ藤呀！あれは未来が！」
「違う？何が違うんだよ中也！俺を裏切ったのは君達だろ！」
藤呀は瞳孔を開き、俺らに訴えた
ごめん……藤呀……
何度謝っても許される事じゃネェ
「許しをこおうって云うの！？ハハッ随分と滑稽な話だこと」
「……ごめん……藤呀」
全員何も云えなかった
俺達が悪いのに「ごめん」の一言じゃ俺等と藤呀の溝は埋められネェんだよ……
「今更遅いんだよッ……！もう二度と俺に近づくな。話はこれだけだ。じゃあね」
行かないでくれ……
どれだけ手を伸ばしても
どれだけ言葉をかけても
’
きっと心は戻ってこない
でも一つ心残りはあった
藤呀は帽子を被っていた
いつか俺が渡した帽子を
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陽香 - ものすごく面白くて読みやすいです！これからも更新頑張ってください！ (2021年3月12日 9時) (
レス) id: db6ba57d68 (このIDを非表示/違反報告)
かんきつるい。(プロフ) - とーしゃん*さん» ありがとうございます！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 8b54640520 (このIDを非表示/違反報告)
とーしゃん*(プロフ) - かんきつるい。さん» うぇぁぉぉお！ありがとうございます！是非友達になりましょう！ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 2dfd0d6f1d (このIDを非表示/違反報告)
かんきつるい。(プロフ) - すごく面白かったです！楽しく読ませていただきました。これからも応援しています！あと、もし良ければ友達になって頂けませんか？ (2018年7月16日 23時) (レス) id: 8b54640520 (このIDを非表示/違反報告)
ちょんちょん(プロフ) - 凄く凄く面白くてどんどん読んでしまいました！！！これからも更新頑張ってください！！ずっと応援しています！ (2018年7月7日 16時) (レス) id: 942b83d41f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影丸国永 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/c35333677b5/
作成日時：2018年4月27日 23時
