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退屈と応急処置 ページ42

【貴方 side】


事件から数日後
私はまだ声が出なくてスケッチブックで会話をしているんだけど…



貴「(退屈すぎる…)」


歌を投稿する事もキャスを開くことも出来ない…
学校も大事を取って休学届けを出している

そらるやまふくん達が時々…いやほぼ毎日入れ替わりで遊びに来てくれてるのだけど…



貴「(誰もいないって…なんか寂しい)」



そう
シェアハウスのみんなも仕事でほとんどいないし…

なにをしようか迷っているとポンッと頭に浮かんだ



貴「(よし!久々にお菓子作ってみよう!)」




思い立ったが吉日

エプロンをつけて早速作り始めた









【櫻井 side】



今日は思ったよりも仕事を早く上がる事が出来た
疲れた身体でリビングに入るとふわりと甘い匂いがした


その匂いの元はキッチンからしていた



櫻「ユキ?」

貴「?!」


彼女はビックリした様子でこちらを見てニコリと笑った


櫻「何作ってるの?…今日は食事担当じゃないよね?」

貴「(コクコク)」


首を縦に振り、近くにあったスケッチブックにスラスラと書いていった


貴「【久々にお菓子作ろうかと思って!】」

櫻「そうだったんだ。俺も手伝おうか?」

貴【え、いいの?仕事で疲れてない?】

櫻「大丈夫。2人で作って皆に喜んで貰おう?」

貴「【うん!】」



さっきよりも笑うユキに俺もつられて笑った


作るのはバウンドケーキと特大のフルーツタルト
バウンドケーキは既にオーブンに入れてあって、フルーツタルトを作る時だった



櫻「クリーム作るから、フルーツを切ってくれるかな?」

貴「(コクコク!!)」


元気に頷くユキは冷蔵庫から、りんごや桃などたくさんのフルーツを出して隣で切り始めた

それを確認した俺は生クリームをボウルに移し、ハンドミキサーで泡立て始めた




自分が泡立て始めた生クリームがいい感じになり、ユキに声をかけようと思い、ユキの方に振り向いた



すると





貴「…!」

櫻「ユキ!!」



包丁を滑らせ、自分の指を切ってしまった
あたふたと慌てているユキの手を掴んでいた




貴「…??」

櫻「ごめん、応急処置だから…」








そう言って
切れている指に唇を当てた

つぶやき(作者より)→←スケッチブック



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設定タグ:男性声優 , 逆ハー , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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美夜(プロフ) - Darkさん» リクエスト承りました!登場をお待ちください! (2016年10月19日 11時) (レス) id: 9c2bff44be (このIDを非表示/違反報告)
Dark(プロフ) - 続編おめでとうございます。リクエストなんですけど木村良平さんを出して欲しいです。 (2016年10月12日 14時) (レス) id: 445f0fdb4a (このIDを非表示/違反報告)
美夜(プロフ) - 優さん» 応援ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年10月11日 7時) (レス) id: 9c2bff44be (このIDを非表示/違反報告)
- 更新頑張ってください!!!! (2016年10月11日 7時) (レス) id: 4bb35ed287 (このIDを非表示/違反報告)
美夜(プロフ) - 夜風@チーズケーキ!さん» ありがとうございます!亀更新ですがよろしくお願いします! (2016年10月11日 6時) (レス) id: 9c2bff44be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:澪桜-ミオ- x他1人 | 作成日時:2016年9月19日 10時

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