男性声優とのSweet Life【歌い手】〜第２章〜

来訪者 ページ17

【鳥海 side】


俺達の会議の途中、インターホンが鳴りべぇさんが対応に行った


帰ったのかと思っていたら、その来客者をべぇさんは招き入れていた


鳥「一体、貴方達は…？」

蒼「え…何でここに……っまさか、ユキちゃんがそっちにいるの！？」


座っていた翔太がその人達の所に駆け寄った
そして先頭に立っていた人から耳打ちをされ、リビングを出て行った


鳥「…翔太に何吹き込んだんですか？」

歌「別に？彼にしか分からないことですよ」

祥「もう一度聞きますけど…誰です？」

１人ずつ前に出て、自己紹介を始めた

歌「俺は伊藤海翔です」

そ「俺は高瀬蒼空」

天「僕は天宮都希斗です」

ま「僕、芹澤真冬」

９「私は黒崎希麗」

あ「そして私が月原愛莉咲」




全員の自己紹介が終わった
少し気がかりなのは…伊藤ってやつが怒ってるということ

笑っているけど怒っているのが伝わる


歌「単刀直入に言えば…ユキは俺達の所にいる」

全-歌い手「！？」

歌「今、別のメンバーがユキのそばにいる」

達「ユキを返せ！」

そ「……ユキはお前らに追い出されたんだよ」




俺達が追い出した……？


みんなの間に緊張が走る




そして俺達は衝撃的な話を聞いた



ま「ユキは僕達同じ歌い手なんですよ」

寺「え！？歌い手！？」


てらしーが一番に反応した




鳥「ユキが歌い手なんて初めて聞いた…」

歌「そりゃそうですよ、秘密にしてたんですから」

９「でも、その秘密を知ってしまった人がユキに聞いてしまった」

あ「それでユキはここを出て行った」

天「ユキは泣いてた。ずっと苦しそうに」

歌「誰にだって人に知られたくない秘密はある。それを誰かに知られたのなら逃げたくもなるでしょう？だからユキは俺達の所に来た」



この人達の言い分に返す言葉もなく、黙る俺達



しばらくの間沈黙が流れていた


すると、玄関に続くドアがあいた
そこに立っていたのは翔太



……片手に大きなカバンとキャリーケースを持って




蒼「ごめんなさい、僕も出ていきます」

安「翔太!?なんでお前が」

蒼「僕も歌い手なんです。黙っててごめんなさい…僕は自分の意思で出て行きます。それじゃ」

浪「翔太っ！」


翔太は大輔さんが止めたのを振り切り、玄関に向かっていった

歌「俺らはそれを伝えるために来たんです。クマ…翔太もこっちに来るのはびっくりだけどちゃんと面倒は見るのでご安心を」



そういって歌い手達は帰っていった

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