親の再婚相手の子供が歌い手だった件について【歌い手】

11話 ページ13

もうすぐ8月だ。
受験もあるし…。ちゃんと勉強もしなきゃいけないのに。

あーあ。学校爆発しないかなぁ((

渉「ちょっといい？」

『あ、どしたの？』

渉「前に、チケット渡したじゃん？」
(まだ見てない方は番外編をチェック！)

『そうだね』

渉「あれ、明日」

『…え？』

渉「明日だから、買い物とか済ませてこい」

『えええぇ！？急すぎない！？』

渉「俺今から出かけなきゃいけないからそのメモ見ながら買い物しろよ？じゃ、いってくる！」

『え、と…いってらっしゃい』

パタン、と部屋に乾いた音が響く。
メモ見ながらって、難題じゃないか。

とりあえずメモに目を通す。

・緑系のもの。(服とかネックレスとか)
・時間を潰せるもの
・etc…

そのあとなんかいろいろ書いてあった。
大雑把だったけどなんとなくわかる。

要は緑系のものを買ってきていけばいいんだね！センス無いけど頑張るよ。
てことでいってきます≡⊂( ^-^)⊃

ーー
(こんにちはみんな！はんぺん野郎だよ！
実はAちゃんが買い物してるところを書こうと思ってたんだけど、作者の力じゃ無理だったよ！てことで飛ばしまふ)

『…あーーー…づかれだぁぁ…』

誰もいない部屋で虚しく叫ぶ。
渉くんまだかえってきてないし…。(午後6時)

暇や。TVでもみよ。

「〜〜それでは次のコーナー！有名人さんにアポなし取材！」

迷惑な企画やってんなぁ…。
てかお茶うま((

「今回は…ででん！となりの坂田さんです！
では、早速レッツゴー！」

となりの坂田…。だれだろ…。
坂田さんといえば、あの優しそうな坂田さん…また会いたいな。母性が滲み出ている…。

「今回は、楽屋までお邪魔しましたー。
失礼しまーす！」

さ「おわっ！？！？ど、どちら様ですか！？ていうかカメラまわってん…？」

『ぶふぉぉぉ！！！！』
盛大にお茶を吹き出した。

さ「あぽなしいんたびゅー？僕なんかでよければ…！」

「ありがとうございます！」

もう無理。テレビ消すお。
だって坂田さんがテレビにだよ？あの坂田さんがだよ？ねぇ？

なんでかな。俳優でもやってるのかな？

とりま渉くんにメールしよ。

【なんか坂田さんがテレビでてた。なんかやってるの？？】


既読がつかない。忙しいのかな？
まあいっか。とりあえず、ご飯でも作ろう。
明日はライブ見に行くんだし、体力つけないとね。

渉「…ただいま」

『おかえり！メールみた？』

渉「なあ」

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