【ドラえもんズ】The anthropomorphic robots【カゲプロ】 (ページ7)

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赤い目の青年現る？ページ7

駅前の花屋、他の店と違い、小さい建物で、客も少なめの地味目な場所だ。
しかし、意外と華麗な花ばかり取り揃えており、店内はいつも花のいい香りでいっぱいだ。

「あっ、みんな来てくれたんスね。シンタローさんも、エネさんも。…あれ、この子新入りっスか？」

爽やかなセトの声だ。いかにもイケメンアルバイターという感じ。昔は泣き虫でヘタレだったらしいが、想像できない。

「いや、客だ。まぁこちらの事情を聞かれてしまったから結局入団すると思うが。」

「へぇ。ヒビやくんより、年下…スかね。」

「それくらいだろうな。お前、年は？」

「へ？年、ですか？ええと…製造された日が１０年ほど前なので…１０歳…ですかね。」

「１０歳っスか～。そう言えば、１０歳の時くらいに、キドが──」

「瀬戸。ここでも膝蹴りぐらいならできるぞ。どうする？」

「すいません。」

…ちょっと気になった。

「おい！！セトとかいったな…お前！！」

特徴的な声が店内に響き渡る。私たちがいたところは声の主が見えないところだったので、一瞬わからなかったけれど、ここだここ！！と言う声がまた聞こえてきて、やっと、見えた。

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