改めて、親友の名前について聞いてみよう ページ6
「───というわけなんです。」
ドラえもん君はシンタローとエネに私たちに話してくれたことをもう一回話した。
「まるでゲームの世界でのお話ですねー…」
エネが正直な感想を言った。
「確かに、信じられねーな。」
「探しに行くとしても、手がかりが無さすぎてどこ探せばいいかもわかりませんし…」
「そう、なんですよね…。」
問題は、ドラえもん君の親友達がどこにいるのか、だ。あまりに手がかりが無さすぎる…。
『It's a bit early in the midnight hour for me
To go through 〜♪』
「ん、すまん。俺だ。」
少し古い感じの洋楽だなぁと思ったが、まさかキドさんの着メロとは。
ピッ「もしもし。…すまんが、今…え?あぁ…何?!…わかった今すぐに向かう。」
さっきの気の抜けた感じはどこへやら。キドさんの目つきは鋭くなり、完全に真剣な目だ。
「ドラえもん、だったな。すまんが、緊急事態だ。」
「え?」
「セトからの電話だった。変わった服装をした、“赤い目"の男が現れたそうだ。しかも人並み外れた怪力野郎らしい。能力者の可能性がある。セトが言うには、駅前の、セトが働いている花屋に居るそうだ。」
「セト先輩が働いている花屋ですか…。」
前に一度だけ行ったことがあるが、猫やら小鳥やらが集まっていてビックリしたんだ。たぶん、セトの能力のせいだと思うのだが。
「メカクシ団、出動だ!」
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ナナモン - 面白いです!続き楽しみにしています!! (2015年1月6日 18時) (レス) id: a938c0aa8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウーロン茶 | 作成日時:2014年11月26日 3時