人間のクズ。

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話は変わりますが、私も桑田も無事に受験を終えて新しく中学校生活が始まったわけです。


桑田麻里とは連絡も何も取っていません。
それこそ年賀状くらいになってしまいました。







私が人に執着してしまっているかもしれないのはお話ししましたね。私は唯一気を使う必要がない人間を失ったのです。




それからは毎日が苦痛でした。人と関わることが恐ろしく、無理に人との会話の対応を考え、笑うことは本当に私にとっての拷問でした。



もともと私は人に気を使う方です。


そういう方は皆さんの中にもいるかとは思われます。



私にどうしても理解できないクラスメイトがいたこともお話ししましたね。



それはどこに行ってもいるようで、そういう人間に限って自分を正当化しようとするのです。(決してそんなことはないかもしれませんが私は当時そう感じて仕方なかったのです)





人の陰口を言う人は本当に私は嫌いです。


いえ、正確には人に聞かれる陰口は大嫌いです。

吐き気がします。とんだ低能です。







私だって悪口の100や200(？)は言ったことがあるでしょう。



嫌いな人間？山ほどいます。むしろ人間自体ほとんど嫌いです。


不満があったらピーピー騒ぎます。




ですが人がいる空間では言わないです。
それこそあの日記です。そこに殴り書きしては破り切り裂きズタズタにするのです。



クラスのリーダーというようなやたら気の強い子が自分達のノリとは違う子(私も入っているのでしょう)を嫌いだ。気にくわない。つまらない。


そういうのです。



私は、【バカにしないでくれたまえ。私だって私が嫌いさ。だが君より優っている点は私の方が言葉選びが上手いことだね。】と内心笑ってやるのでした。




それはもう所謂、悪口を言われた子は嫌われている自覚もあるので、

「不満、怒り、悲しみ、嫌悪」

横目にこれらの表情をしている彼女、彼らを見て私はやはり内心クスリと笑ってやるのです。




あー、やはりこの世に善い人間などいないのだ、と。



言われた彼女らも人を嫌っている。
言った彼女らも空気を読めず、人を勝手な理由で嫌悪し嫌われている。


私も内心ざまあと笑っているのです。





私には周りに「善い人」がいないという現実が本当に嬉しかったのです。







親族も、
クラスメイトも、
先生も、

自分自身も、皆んな「善い人間」ではない。

それは何かと言えば善し悪しを押し付けてくる人間に対しての抵抗だと思ったのです。

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