【SERVAMP】 平凡系女子な私が吸血鬼と契約したのであるが平和ボケだったんで突然抗争が起きることになると一帯誰が予測しただろうか←

【最後のワンダーランド】 ページ38

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昔、大切な大切な家族を亡くして。ぐちゃぐちゃな泣き顔を晒した

私は一人になった


そのとき、その温かい手で、私の手を引いてくれた叔父さんは＿＿



「シンプルに考えて、俺だろ」




＿＿魔法使いのようだった






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【最後のワンダーランド】


・クロ主で最後のワンダーランドのパロのようなもの

・白菜さんリク


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私には関係ないことだ


この世に起きた出来事の殆どは私には関わりがないことで。今大通りで猫が倒れてるのも、関わることのない限り、私には関係ない

そうでしょ？誰かが、やってくれるだろう。そんな根拠のない期待を勝手に押し付けて、踵返さず後にしようとした



……あの人のようであれば、よかったのだけれど。ほら、早く助けてあげなよ救世主。まずは小さな命を救おうよー……！

なんて、心の中で必死に呼び掛けるのだけれど。小さい頃、その救世主に助けられた私は、どうしても放っておけなくって





「……んぐ……っ」





自分の中途半端な良心に軽くため息を付きながら、その猫を抱き上げた

猫を抱きながら歩いてるときも、迷いに迷った。この猫を拾って、私は何になるつもりだったのだろう。何がしたかったのだろう。助けたかった？猫を？……何になりたかった？

散らばった疑問に、歩みが止まる






「……猫を拾っただけで、私は何を考えてんだか」







かわいかったから、拾ったんじゃない？そうだよね。理由なんてそんなシンプルなものだろ




このときからもう、既に

ぐるぐる、ぐるぐる、廻る廻る歯車は


運命を知らせる時計は、静かに笑うのだ






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そうして、散開星団がはしゃぐ、仕組まれたかのような運命を進めて。関わらなければ、私には絶対に関係ない筈の戦争に巻き込まれ

昔日に見向きもせず。理不尽な世界は、様々な物を巻き込み出した。私の日常も、幸せも、全部巻き込んで






そして、覚悟について悩まされた

ヒビの入った、そんな覚悟について






『何しに来たの？』

『クロはキミに会いたくないって』







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＿＿�鵺＿＿→←＿＿�鶚＿＿

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