177 星を数えて ページ33
サクラ「ナルトはアカデミーの頃いたずらで馬鹿なことばっかりやってホント大変だったんだから！
火影岩にペンキでラクガキしたり、変な忍術開発したり、それで先生にこっぴどく叱られてね…」
『ちょっと待って、それほんと？
全然知らなかった、そんなことしてたんだ。』
サクラ「Aが来てからすごく大人しくなったっていうか…なんか変わった気がする。頼もしくなったような、そうじゃないような…。」
『はは、どっちなの』
サクラ「いい方向に向かってるのは確かよ。ナルト…きっと寂しかったのよ。皆に認めて欲しくて。」
そう言ってサクラは俯いた。
『…なんかあった？』
サクラ「え、な、なんで！？」
『サクラすぐに顔に出るもん、
今なんか思い出してすごく悲しい顔したでしょ』
サクラ「Aって怖いわね…」
サクラは呆気に取られたような表情で
私を見つめたあと、ゆっくり口を開いた。
サクラ「サスケくん、いたでしょう。
7班ができたばっかりの時に、私サスケくんにナルトの事を悪く言っちゃったの。親がいないから、甘やかされてるんだろうな…みたいな事を…。」
『うん』
サクラ「そしたら、孤独は親に叱られて悲しいなんてレベルじゃないって。すごく辛いことだって諭されたの。なんだか今までの私がすごく恥ずかしくなっちゃって。」
『サスケくんがそんなことを…』
サクラ「うん、だからAの気持ちが、
ナルトにしっかり伝わってるんだと思うの。
Aがいることで、
ナルトはすごく救われたんだろうなって。」
私はサクラのその言葉に救われた気持ちになった。
そうしている間に自宅は目前に迫っていた。
『サクラ。今日はありがと、
いきなり押しかけちゃってごめんね。』
サクラ「そんなの気にしなくていいのよ。
いつでもおいで！」
その言葉にぐっと惹かれて、
首を縦に振ろうとしたが思いとどまった。
『い、いや、そんな頻繁にお邪魔しちゃうと、
やっぱサクラの親御さんに迷惑だし…！』
サクラ「そんな事ないけど…それが気になるんだったら、カカシ先生の家行ってみたら？」
それを聞いて私は、
ああ、その手があったか。と思った。
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キューピーマヨネーズ(プロフ) - Kokusuiさん» わー！かなり長かったでしょうに、ありがとうございますございます！楽しんでいただけるよう頑張ります！(^-^) (2020年9月5日 7時) (
レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
Kokusui(プロフ) - 最初の1話から一気読みしました！とても面白くて、かなり好きです！更新頑張ってください！ (2020年9月4日 18時) (レス) id: 65a0dfd555 (このIDを非表示/違反報告)
キューピーマヨネーズ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月22日 3時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！ (2020年8月22日 3時) (レス) id: bcad1653cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キューピーマヨネーズ | 作成日時：2020年8月22日 3時
