162 繋ぐ想い ページ18
鬼鮫「それはそれは…
次こそ木の葉もひとたまりもないでしょうねぇ…」
小南「それより、Aはどうするの。」
ペイン「今は戦力が乏しい…
ここでAが入ってくるのは好都合だ。
実力も申し分ない、それに…」
そうして向けられたその視線は、
あまりにも冷たく、冷酷なものだった。
ペイン「九尾はどうせ最後に封印しなければいけない。ここで生け捕りにしておくと思えばいい事だ。」
トビ「ナルホドねぇ！」
鬼鮫「悪趣味なお考えですね…クク…」
そんな薄ら笑いを浴びせられたって、
どんな扱いを受けたって構わない。
私は懐かしい暁のマントを受け取った。
それは随分前よりも小さく見えて、
違和感を覚えながらもその服に袖を通し、
またその黒に身を包む。
もう引き返せない、でも、
傍にはいられなくても、私はナルトを守りたいのだ。
もうナルトと過ごす木の葉は無い。
あの狭い部屋で、窮屈になりながら過ごす時は無い。
7班で任務に行く毎日も、
サクラ達と甘味処で駄弁る日常も、
カカシさんとご飯を食べることも、もうない。
でも、私はここからずっと見ている。
木の葉の未来を、みんなの幸せな日々を見届ける。
だから私は暁に染まることにした。
息を潜めて暁の動向を追い、探りを入れて、蛇のように木の葉の脅威になりうる全員の首元にまとわりついて殺すその日まで、私はずっと見ている。
▷▷▷
トビ「鬼鮫先輩、少しお話があるんスけど」
鬼鮫「サスケに殺されなかったんですね、
てっきり死んだかと思っていましたよ、トビ。」
トビ「…結局最後になってしまったが…
いちばん身近なお前を騙していて済まなかった。」
トビは自信が付けていたオレンジ色の仮面を外す。
鬼鮫「…！そういうことでしたか…
トビがまさかアナタだとは思いませんでしたよ。
アナタが黒幕なら私の立ち回りもやりやすい。
元水影様…いや、マダラさん。」
マダラ「ちなみに、Aには言うなよ。」
鬼鮫「ふふ…本当に、悪趣味なお方だ。」
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キューピーマヨネーズ(プロフ) - Kokusuiさん» わー！かなり長かったでしょうに、ありがとうございますございます！楽しんでいただけるよう頑張ります！(^-^) (2020年9月5日 7時) (
レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
Kokusui(プロフ) - 最初の1話から一気読みしました！とても面白くて、かなり好きです！更新頑張ってください！ (2020年9月4日 18時) (レス) id: 65a0dfd555 (このIDを非表示/違反報告)
キューピーマヨネーズ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月22日 3時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！ (2020年8月22日 3時) (レス) id: bcad1653cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キューピーマヨネーズ | 作成日時：2020年8月22日 3時
