157 繋ぐ想い ページ13
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一心不乱に高速移動を続けて、気づけばさっきまで降り続いていた雨は上がっていた。
大蛇丸を殺したサスケは、きっと大蛇丸のアジトを抜けて次はイタチさんを殺すつもりだろう。
だけど私はどうか、もう一度だけ、
イタチさんと言葉を交わしたかった。
『…鴉＿＿』
イタチ「A」
弧を描くように目で鴉を追いかける私は、
思いがけず呼び止められたその声に、
勢いよく振り返った。
『イタチさん…』
そこには柔和な笑顔で佇むイタチさんの姿があった。
イタチ「…奇遇ですね、
さっきナルトくんとも会ったばかりですよ。」
『久しぶりですね…』
イタチ「ええ、大きくなりましたね、驚きました。」
そういうイタチさんは数年前と全く変わらない容貌で、その落ち着く喋り方も、声も、どこか落ち着く。
私は話の本題に入るために大きく息を吸い込む。
『あの、イタチさんに話したいことがあるんです。』
イタチ「ゆっくり話をしたいところですが…生憎、
これから弟に会うつもりで、そう長くは留まれないですが。」
『それでもいいです。』
そうか、イタチさんはもう
サスケに会って決着をつけるつもりなのだろうか。
大蛇丸を取り込んだというサスケだから、
この勝負はどうなるのか予想がつかない。
『知ってしまいました。
イタチさんが隠していたこと。』
イタチ「…と、いうと。」
『うちは一族抹殺の任務に関わることです。』
するとイタチさんの冷静な表情が一瞬乱れ、
驚愕する目元と、半分開いた口元。
イタチ「どこでそんなことを…」
私がそれを知るに至った経緯を簡単に話すと、
イタチさんは暗い表情で俯いた。
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キューピーマヨネーズ(プロフ) - Kokusuiさん» わー！かなり長かったでしょうに、ありがとうございますございます！楽しんでいただけるよう頑張ります！(^-^) (2020年9月5日 7時) (
レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
Kokusui(プロフ) - 最初の1話から一気読みしました！とても面白くて、かなり好きです！更新頑張ってください！ (2020年9月4日 18時) (レス) id: 65a0dfd555 (このIDを非表示/違反報告)
キューピーマヨネーズ(プロフ) - (名前)さん» 初めまして！ありがとうございます！頑張ります！ (2020年8月22日 3時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！ (2020年8月22日 3時) (レス) id: bcad1653cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キューピーマヨネーズ | 作成日時：2020年8月22日 3時
