56頁 会えない時間 ページ6
カカシ「あと1ヶ月…か。」
暦に印をつけながら、家に帰るまでの時間を逆算して深くため息をつく。
どうせアイツも今頃はいつも通り家で楽しく本でも読んで過ごしてるんだろうな。
この間、勝手に気を利かせてAの見張りをさせていたテンゾウとの一件があってからは、誰にもAのことを頼んでいない。
カカシ「(Aも自覚はないけど結構…整った顔をしてるから変な虫が寄り付きそうなんだよなぁ…)」
できるなら、いつもそばに俺が付いてAのことを見守っていたい。
でも、そんなことは叶わないし
見張りを頼めるのなんて俺の周りにはなかなかいないし、みんな男だし、でもそれだとAとどうにかなってしまうんじゃないかと考えてしまうし、だからと言って誰も見てないとまたAの事が心配になってしまって…#@♪☆
カカシ「はぁぁぁ……」
くたくたとその場にしゃがみこんで、一旦考えすぎた頭をクールダウンさせた。
カカシ「今…なにしてんのかな…」
▷▷▷
『ふぁぁあ…いて』
机の角に足をぶつけたはずみで、散乱した机の上からゴミがばらばらと落下する。
『あぁ……カカシがいないと部屋が散らかる〜』
もう家政婦扱いである。
『やることないし、本でも読もっかなぁ〜』
本棚の中から物色していると、赤い表紙が印象的な既視感のある本があることに気づいた。
『イチャイチャパラダイス…
これカカシが一時期前ずっと持ってたなぁ。
今はイチャイチャタク…なんだったかな。』
きっとこれが1巻とかそんな所だろう。
私はその本をそっと開いて文章を目で追う。
『…………え?』
いきなりの急展開に思わず間抜けな声が出た。
カカシがいつも平然とした表情で読んでいた
それをナルトの前や私の前で何事もないかのように……!
『ありえない……』
私は慌てて本を閉じた。
カカシが帰ってくるまで、あと1ヶ月。
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キューピーマヨネーズ(プロフ) - さーやさん» 嬉しいお言葉ありがとうごさいますっ、こちらまでほっこりしました!笑 (2020年5月29日 23時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
さーや - もどかしくもほっこりしました!頑張って下さい! (2020年5月29日 22時) (レス) id: 28561e3a60 (このIDを非表示/違反報告)
キューピーマヨネーズ(プロフ) - メリーさん» わぁぁ嬉しいです(;_;)たくさん書いていきたいので応援よろしくお願いします! (2020年5月19日 13時) (レス) id: f8d4830baa (このIDを非表示/違反報告)
メリー(プロフ) - 面白いです!頑張ってください! (2020年5月19日 12時) (レス) id: 1ac1d22ac0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キューピーマヨネーズ | 作成日時:2020年5月19日 4時