【NARUTO】はたけカカシの幼馴染は...？ (ページ26)

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『…』

こういう時って…どうしたらいいんだろう……

『あ、あの…』

すると、玄関の方からドアが開く音が響いた。

カカシ「……なにしてんの？」

▷▷▷

カカシがテンゾウに冷たい視線を送る最中、
私は椅子から立ち上がってカカシを出迎えた。

『おかえり、カカシ』

カカシは納得がいかないというような表情をしていたが、私を見た後、「ただいま」と返事をした。

テンゾウ「任務、早く終わったんですか？」

カカシ「急いで帰ってきたからね、疲れたよ」

カカシは深いため息をついたあと、適当に椅子に腰かけた。

カカシ「もう大丈夫だから
帰っていいよ。ありがとーね、テンゾウ。」

含みのある言い方でテンゾウにお礼を言ったカカシを横目に、テンゾウは頭を下げてから、帰っていった。

カカシ「寝てなかったからさ、
とりあえず少し寝ることにするよ。」

『そっか…あぁ、お布団干してたんだ。
持っていくから、先にベットに行ってて。』

カカシと久しぶりに顔を合わせて、
嬉しさに浸るのもつかの間。

さっきの謎の雰囲気といい、カカシはなんだか不機嫌になってしまったし、せっかく会えたのが台無しになった気がした。

布団を抱えて寝室を開けると、カカシは口布を下げて、もう寝息を立てて寝ているようだった。

カカシの顔を見るのも、久し振りだなぁ。

私はゆっくりとカカシに、さっき取り込んできたばかりの布団をかける。子どもみたいに眠る彼の寝顔を見ると少しだけ口角が上がった。

『これでよし……わっ！』

…一瞬何が起こったのか理解できなかったが、
カカシが突然私の首元に腕を回すので、咄嗟にカカシの両横に手を着いたところだった。

力強く引き寄せられて、カカシの硬い胸板に押し付けられる。耳元からはカカシの呼吸が聞こえてくる。

『ちょ、っと…どうしたの』

カカシは何も言わない。
困惑したものの、私は直ぐに身を委ねた。

私も素直に、カカシの呼吸や、ゆっくり聞こえる鼓動、心地いい体温を肌で感じていた。