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部屋で本を読んでいる時に、突如現れた人影。
『っ…!?!』
「こんにちは!」
.
.
.
なんだなんだなんだ、何この状況。
こんにちは!って何??なんでびっくりしてる私がおかしいみたいな感じになってるの??
『ど、どちら様でしょうか…』(人見知り)
テンゾウ「あぁ、申し遅れました。
僕、カカシさんの部下のテンゾウって言います。」
『…はぁ。』
話を聞くところ、カカシが長期間任務で家を空けることが多くなったのが不安だったのか、私の護衛としてテンゾウを遣わした…らしい。
『私なら大丈夫なんで、
やったっていう体で帰ってもらっていいですよ。』
テンゾウ「カカシさんのお願いですからそういうわけにはいかないでしょう。」
カカシも余計なことするんだから…
『あー、じゃあもうご勝手に』
もうどうでもよくなった私は、先程まで読んでいた手元の本に視線を移し、続きを目で辿る。
『…』
なんだか刺すような視線を背中に感じる……
『あの!そ、そんなにじっと見ないで下さい…』
テンゾウ「Aさんは…カカシさんの何ですか?」
『なんですかってなんですか!』
テンゾウ「恋人、ですか?」
ジリジリと迫ってくる質問に私の体は強ばる。
『そんなんじゃないですよ、幼馴染みで、成り行きで一緒に住んでるだけですよ。』
テンゾウ「そうなんですね…」
なんっか調子狂うなぁ…
テンゾウ「物凄く綺麗な人なので、
さすがカカシ先輩だなぁって思っちゃいました。」
『っ…』
むせそうになるのを抑えて、平然を装いつつも、耳が滅茶苦茶に熱くなるのを感じる。
『それはありがとうございます……』
私の動揺に反して、ニコニコしてこっちを見ているテンゾウを見て私はますますどう振る舞うべきかを考えていた…。
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なっつ - 素敵過ぎてキュンキュンします!!!!! (2022年4月15日 10時) (レス) @page45 id: c2dea3d37d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キューピーマヨネーズ | 作成日時:2020年4月30日 17時